1. 青いお茶のバタフライピー
青いお茶の正体は、タイで親しまれているバタフライピーだ。バタフライピーは鮮やかな見た目からタイでは国王のおもてなしのお茶とも呼ばれている。
見た目や味の特徴
バタフライピーは、タイをはじめとする東南アジアが原産のマメ科の植物から作られたお茶だ。朝顔のように大きく開いた花びらは蝶に似ていることから、和名では「蝶豆」と呼ばれている。バタフライピーは鮮やかな青色をしていることから、どんな味をしているのか気になる人も多いが、実際はほとんど味はなく、豆の香りを楽しむお茶だ。クセがなくカフェインレスなので、睡眠前の一杯としてもいいだろう。
2. 青いお茶の淹れ方
青いお茶であるバタフライピーは、ホットでもアイスでも楽しむことができる。バタフライピーの美味しい淹れ方をチェックしてみよう。
美味しい淹れ方
バタフライピーは、ティーポットに茶葉やティーバッグを入れ、熱湯を入れて5分ほど蒸らす。蒸らすことでしっかりとした青色と豆の香りが漂ってくる。蒸らす際にポットのふたを開けておくと茶葉が開きやすくなるので、より美しい青色になる。ホットで楽しむバタフライピーは茶葉を入れたままにすると、苦みが出てしまう。抽出時間が終わったら取り出すようにしたい。
また、アイスティーとして楽しむ場合は、水だし専用のティーバッグと水をピッチャーに入れて冷蔵庫に入れておこう。青色がしっかりついたらティーバッグを取り出す。
3. 青いお茶の色を変える方法
青いお茶のバタフライピーは、レモンを加えると色の変化を楽しむことができる。これは、酸性の化学反応によるものだ。青いお茶の色の変化について紹介しよう。
酸性の化学反応
バタフライピーの鮮やかな青色は、アントシアニンという物質が関係している。このアントシアニンとは植物由来の天然色素で、pHによって色が変化する特徴がある。バタフライピーはもともと青色だが、そこに酸性のレモンを加えることで、pHが変化して青色から紫色に変わるのだ。バタフライピーにレモンを加えて酸性の化学反応による色の変化を楽しむのもいいだろう。
結論
青いお茶として人気のバタフライピーは、輸入食品店で購入することができる。鮮やかな青色はほかのお茶ではなかなか楽しめないので、インスタ映えするお洒落なティータイムに味わってみるのもおすすめだ。バタフライピーはノンカフェインなので、寝る前に飲んだり、カフェインレスのお茶を探したりしている人にもピッタリだろう。
監修管理栄養士:小林里穂
経歴:管理栄養士養成施設を卒業後、栄養士資格・管理栄養士資格・栄養教諭資格を取得。学校給食センターでの勤務時に小・中学生に食育を実施した経験を活かし、栄養分野の記事執筆・監修を中心に活動中。