目次
- オリーブオイル:洋風の味噌汁に味変できる。玉ねぎやきのこ、貝類などと合う
- バター:濃厚でまろやかな味わいを楽しめる。もやし、じゃがいも、コーンなどと合う
- ラー油:ピリ辛風味になってごはんが進む。肉、きのこ、ねぎ、根菜などと合う
- えごま油:クセのない味でさまざまな味噌汁、具材と合わせやすい
- マヨネーズ:コクが出て、酸味も加わるためまろやかで食べやすい。じゃがいもが合う
- ケチャップ:味噌とトマトは相性がよく、旨みも強まる。玉ねぎやキャベツと合う
- みりん:味噌汁の塩気が和らぎ、優しい味になる。どのような具材にも合わせやすい
- 柚子胡椒:さわやかな風味と辛味がアクセントとなる。根菜や肉、魚介と合う
- ヨーグルト:味噌とヨーグルトを3:1の割合で混ぜ合わせて溶かすとよい
- チーズ:とろけるチーズや粉チーズをトッピングして食べる
1. 味噌汁にちょい足しオイル

味噌汁の味や具材は変えずに、ちょい足しで風味をプラスしたいときにおすすめなのが油である。使用する油の種類によっても風味はかなり変わる。また、具材との相性も違うため、いくつかのパターンを覚えておくと便利だ。
相性のよい油
味噌汁に合う定番の油は、ごま油である。ごまの風味が味噌や出汁とよく合い、コクや深みのある味わいになる。とくに、豚汁など肉を使った味噌汁との相性がよい。豆腐やネギ、わかめ、きのこ、根菜、もやし、ナス、卵などさまざまな食材と合うため、具材を選ばず使える。食材をごま油で炒めて味噌汁を作ってもよいし、仕上げに数滴垂らしても美味しい。
また、下記のような油もちょい足しにおすすめだ。
また、下記のような油もちょい足しにおすすめだ。
2. 味噌汁にちょい足し調味料

自宅に常備している基本の調味料やスパイスも、味噌汁のちょい足しに使える。塩分を含む調味料の場合は、味噌汁が塩辛くならないよう量の調整を行うなど、上手に加えよう。いつもの味噌汁の味わいを簡単に変化させたいときにおすすめの調味料を紹介する。
風味をプラス
塩分が含まれない黒胡椒や七味唐辛子などのスパイス類は、味噌汁にそのまま好みの量をふりかけるだけで簡単に味変できる。いずれもどのような具材とも合わせやすい。魚介系の具材を使った味噌汁には、山椒も合う。また、意外性のある調味料として、下記のようなものも味噌汁のちょい足しに使える。
3. 味噌汁にちょい足し発酵食品

味噌汁の主な材料である味噌は、同じ発酵食品の仲間との相性もよい。そこで、味噌汁にちょい足ししやすい発酵食品を紹介する。
ダブル発酵効果
最も合わせやすいのは、キムチだ。とくに白菜のキムチは味噌汁の具材にもしやすく、辛みと酸味が加わり食が進む。きのこや豚肉、豆腐などの具材を入れてキムチ鍋風の具沢山味噌汁にしても美味しい。また、下記のような発酵食品を味噌汁にちょい足ししても、意外と美味しい。
ヨーグルトやチーズを加えると、味噌汁がまろやかな風味になる。乳製品のため、和風の一般的な味噌汁ではなく、洋風の味噌汁にアレンジするのがおすすめだ。ベーコン、玉ねぎ、キャベツ、きのこ、トマトなどの具材との相性がよい。
結論
味噌汁のちょい足しアレンジは、油で風味を足す方法や、調味料で味変する方法が手軽でおすすめだ。ちょい足しする食材によって合う具材も異なる。まずは、どのような具材にも合わせやすいごま油、黒こしょうや唐辛子、みりんなどからはじめてみるとよいだろう。また、キムチやチーズなどの発酵食品を味噌汁にちょい足しすると、味変できるだけでなく発酵食品のもつ効果をより得やすくなる。ぜひその日の気分で試してみてほしい。
監修管理栄養士:黒沼祐美
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。