目次
1. 野菜の味がしない!お菓子のサラダ味とは何味のこと?

数あるお菓子の味の中でも、サラダ味は老若男女問わず人気の味だ。しかしながら、お菓子のサラダ味が何味なのか食べながら想像しても正解が浮かんでこないということはないだろうか。野菜の味はしないけれど、しょっぱい味でおせんべいにも使われているサラダ味。実はその名前の由来はサラダ油にあった。
初めてサラダ味として世の中に出現したお菓子の「サラダホープ」は、あられにサラダ油をかけ塩味をつけたものだ。当時サラダ油は高価で、お菓子にサラダ油をかけるという発想は画期的なものだった。発売元の亀田製菓は、設立間もない会社の希望の星になってほしいという思いから、高級食材であったサラダ油の名前をとり、サラダホープと名付けたそう。大ヒットしたサラダホープ以降、お菓子業界ではサラダ油をかけて塩を振ったものを「サラダ味」と称するようになったのだ。
サラダ味は「野菜を使ったサラダの味」ではなく、「サラダ油を使った味」ということになる。
2. お菓子のサラダ味とは何味?正解は塩味のこと

では、お菓子のサラダ味とは実際は何味のことを指すのだろうか。
前述したとおり、サラダ油をつけて塩をつけたお菓子のことをサラダ味と称すので、サラダ味の正解は「塩味」ということになる。サラダ油の「サラダ」という英語も、ラテン語で「塩」を意味した言葉を名前の由来としている。昔はサラダに塩を振って食べていたことから、サラダという言葉ができたのだ。雑学として覚えておくと、次回食べるときに会話が弾むかもしれない。
しかしながら、お菓子の種類によって塩味ではないこともある。たとえば、うまい棒のやさいサラダ味はサラダドレッシングの味を再現しており、プリッツの旨サラダ味は香味ブイヨンの味が濃いのでブイヨン味ともいえるだろう。どのお菓子も油を使っており、塩のしょっぱさを感じられるということを考えれば、サラダ味といってもいいのかもしれない。
3. サラダ味の定番お菓子が何味か確認!

ここからは、代表的なサラダ味の定番お菓子が実際は何味なのかを確認していく。
亀田製菓 サラダうす焼
商品紹介によると、サラダうす焼のサラダ味は「あっさり塩味」だ。サラダ味が塩味というのを自ら示している例である。亀田製菓では「サラダ味」は「塩味」を徹底しているようで、ほかの商品もサラダ味と書いてあるものは塩味と表記されていた。
グリコ プリッツ 旨サラダ味
ブランドサイトでは、「野菜の旨味が詰まった香味野菜ブイヨン」と打ち出されているので、ブイヨン味といえるだろう。塩味についても触れられているが、原材料の使用量が多い順に表示される原材料表示を見ると、食塩は乾燥ポテトや野菜ペースト、ブイヨン混合物の後に続いている。ブイヨン味だ。
やおきん うまい棒 やさいサラダ味
ブランドサイトの表記が「サラダドレッシングのヘルシーな味」となっていることから、サラダはサラダでも、サラダドレッシング味である。こちらも原材料表示ではガーリックシーズニングや香辛料、キャベツエキスパウダーなどに続いて食塩が記載されていることから、ドレッシングをかけたサラダの味といえる。
カルビー じゃがりこ サラダ
じゃがりこ公式サイトの記事によると、「じゃがりこのサラダ味はポテトサラダをイメージして開発しました」とあることから、ポテトサラダ味といえる。
結論
通常なら読み飛ばしてしまう、お菓子のサラダ味が何味なのかについて、代表的商品とともに解説した。サラダ味は塩味だと思って食べると、実はサラダドレッシングやポテトサラダということもあるので、お菓子の味を決める際にはサラダ味が何味かを考えながら食べるのも楽しそうだ。