1. カイワレ大根は発芽直後の大根の新芽
まず、カイワレ大根の特徴について解説していこう。
野菜としての特徴
カイワレ大根は発芽直後の大根の新芽であり、アブラナ科の野菜だ。カイワレ大根の「カイワレ」とは、「貝割れ」から来ており、双葉の形が二枚貝の開いた様子に類似していることからそう名付けられた。食感はシャキシャキとしてやや辛みがあり、サラダやスープなどのトッピングで広く使われている。また、ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、栄養面も優れている。
現在では安価で手に入るカイワレ大根だが、昔は高級食材として料亭や寿司屋で添え物などに使われ、一般には出回っていなかったそうだ。
現在では安価で手に入るカイワレ大根だが、昔は高級食材として料亭や寿司屋で添え物などに使われ、一般には出回っていなかったそうだ。
2. 大根の種類や品種はいろいろ
ここでは、大根の品種を紹介しよう。
野菜としての特徴
大根にはさまざまな品種がある。青首大根・白首大根・ラディッシュ・辛み大根などがあり、一般的に広く出回っているものは「青首大根」だ。大根は煮物やおでんなど和食に使うイメージが強いがクセのない味のため、炒める・蒸す・生食など幅広く活用できる。そのため、イタリアンやフレンチなど洋食にも取り入れられているのだ。
また、大根は春から夏に収穫される品種、秋から冬にかけて収穫される品種など旬もさまざまである。秋から冬にかけて収穫される品種は、みずみずしく甘みがあり、春から夏にかけて収穫されるものは、辛みが強い。
また、大根は春から夏に収穫される品種、秋から冬にかけて収穫される品種など旬もさまざまである。秋から冬にかけて収穫される品種は、みずみずしく甘みがあり、春から夏にかけて収穫されるものは、辛みが強い。
3. カイワレ大根を土に植えると大根になるというのは本当か
それでは最後に、カイワレ大根を土に植えると大根になるというのは本当なのかを解説していこう。
育てたらどうなるのか
カイワレ大根は大根が発芽したばかりのものなので、カイワレ大根を育てれば大根になるのではと考える人も多いだろう。しかし、カイワレ大根は品種改良されており、育てても根が太くなりづらいそうだ。通常の大根は根が太くなるようになっており、カイワレ大根は芽を収穫する目的で作られているのである。
カイワレ大根を土に入れて植えれば育つ可能性もゼロではないが、市販されているような白い大根にはならないだろう。
カイワレ大根を土に入れて植えれば育つ可能性もゼロではないが、市販されているような白い大根にはならないだろう。
結論
カイワレ大根とは発芽直後の大根である。双葉の形が二枚貝の開いた様子に類似していることから、貝割れと呼ばれるようになった。カイワレ大根は通常の大根とは違い芽を収穫する用に品種改良されている。そのため、カイワレ大根を土に植えて育てても、市販されているような白い大根に育つ可能性は低いのだ。
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。