ギネス認定されてる冷凍食品を紹介！特徴と認定基準

ギネス世界記録には世界中の企業や団体がチャレンジしているが、食品メーカーも挑戦していることを皆さんは知っているだろうか。とくに消費者に近い商品を提供しているためか、ユニークな挑戦をする企業が多いそうだ。今回紹介するのは、ギネス認定されている株式会社ニチレイフーズの冷凍食品のひとつである本格炒め炒飯だ。ニチレイといえば、日頃からスーパーや食卓で見慣れているブランドという人もいるだろう。

ギネス認定されているニチレイの冷凍食品の本格炒め炒飯が発売されたのは、2001年の春。冷凍炒飯市場にパラっと炒めた炒飯が初登場したという。その後、何回か改良され、発売20周年を迎えた2021年にギネス認定されることになった。2021年8月に報道関係者を招待したPRイベントを開催。一般人も観賞できるよう、オンライン配信も実施された。ギネス世界記録に認定されたのは、冷凍炒飯のカテゴリーにおいて最新年間売上が世界No.1に輝いたからだ。その実力は1秒に1個以上売れるほどだ。皆さんの中にも好きで食べている冷凍食品のひとつという人もいるだろう。

ギネス認定されている冷凍食品の特徴を紹介しよう。ギネス認定されているというワードだけで、気になる、くわしく知りたいという人もいるだろう。

パッケージが少しずつ変化

冷凍食品の本格炒め炒飯は、2002年、2004年、2006年と少しずつパッケージが変化していった。2007年には焼豚を見直したり、しょうゆの香ばしさをアップしたり、ごはんがふっくらとパラパラになり、さらに美味しくなったという。2008年のパッケージに、これが売上げNo.1炒飯！と記載されており、すでに人気の冷凍食品になっていたのだろう。

発売15年目で大リニューアル

発売15年目の2015年に30億円ほどの投資をして初めて大規模リニューアルをし、三段階炒め製法が誕生。250℃以上の高温熱風で炒めるパワーがアップし、ごはんがさらにパラパラになったという。

年間売上が100億円を突破

2017年にはコーティング技術により、ごはんの口あたりがアップした。同年、年間売上が100億円を突破。

具材を次々と改良

2018年に自社製のゴロゴロ焼豚がこれまでの1.2倍になり、カットサイズが10%も大きくなった。2019年になると焦がしネギ油が改良され、より奥行きのある味わいに。2020年に卵の炒め方が改良され、香ばしい風味がアップした。2021年に新・三段階炒め製法でプロの料理人の動きや中華の火力が再現され、パラッと感と香ばしい風味がさらにアップした。

業種でみると食品メーカーをはじめ製造業、小売り、観光・レジャーなど、さまざまなジャンルの企業と団体が挑んでいるギネス世界記録タイトルだが、どういった基準を満たせば認定されるのだろうか。

ギネス世界記録タイトルを満たすには次の6つの条件が必要だという。計測可能であること、記録更新が可能であること、標準化可能であること、証明可能であること、計測が1つの基準でなされていること、世界一であることだ。ちなみに江崎グリコのポッキーや、 ケンミン食品のケンミン焼ビーフン、伊藤園のお～いお茶もギネスに登録されたことがある。

ギネス認定されている冷凍食品を紹介した。美味しい炒飯としてメディアでも取り上げられることのあるニチレイの本格炒め炒飯だが、ギネス認定されるほど売れていることを知らなかった人もいるだろう。食べたことがない人は一度味わってみてはいかがだろうか。

経歴：女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。