目次
- 1. コーヒーを水筒に入れると不味くなるのはなぜ?
- 2. コーヒーを淹れるときに気を付けることとは?
- 3. 酸化を避けるためにコーヒーの保存で気を付けること
- 4. 水筒で持ち運ぶなら「ホット」より「アイス」
- 5. コーヒーを淹れても不味くならない水筒・マイボトル紹介!
1. コーヒーを水筒に入れると不味くなるのはなぜ?

コーヒーを水筒に入れると不味くなる理由は、酸化しやすくなってしまうという理由がある。また水筒に入れることで内部に汚れや匂いがつきやすく、コーヒーの熱や香りと混ざって不味く感じることもある。よって「酸化をなるべく避ける方法」と「コーヒーの汚れや匂いがつきにくい水筒を選ぶ」ことによりある程度、不味さを回避することができる。
2. コーヒーを淹れるときに気を付けることとは?

酸化によるコーヒーの不味さを回避するためには、少々の酸化が気にならないような「上質のコーヒーを淹れること」と「コーヒーを淹れた段階での酸化を防ぐ」ことが肝となる。
1.水筒に入れるコーヒーは「上質」のものを
水筒に入れるコーヒーはなるべく挽きたての豆をドリップしたものを選ぶようにしよう。なぜならば、挽きたての豆で淹れたコーヒーは、インスタントコーヒーに比べて味や香りが高く、少々の酸化があっても気にならないからだ。
2.コーヒーを淹れるときに酸化を防ぐ方法
コーヒーを淹れるときに酸化を防ぐ方法は、沸騰したてのお湯を使わずに90度くらいのお湯を使うこと。コーヒーは温度が高くなれば、それだけ酸化しやすくなるのだ。一度沸騰させたお湯は、1分間くらいおいておけば大体90度くらいになるので、そのあとコーヒーを淹れてみてほしい。
3.ミルクや砂糖を入れても水筒は錆びない?
コーヒーを水筒に入れるときに、ミルクや砂糖を入れることで匂いがつきやすくなったり、水筒が錆びてしまったりするのを心配している人がいるようだ。しかし、錆びの原因は塩分なので、ミルクや砂糖を入れても問題はない。ミルクを入れた場合は、飲み終わったあとになるべく早めに洗えば、そこまで水筒への匂い移りも問題がないらしい。
3. 酸化を避けるためにコーヒーの保存で気を付けること

コーヒーの酸化を避けるためには、コーヒーの保存方法も気をつけたいところだ。なお、コーヒーは酸化が進むと、胃への普段が増えるともいわれているので、胃の調子がよくない人や胃が弱い人は、より保存期間に注意してほしい。
コーヒーは、その15%が油脂でできているので、時間の経過とともに酸化するのは免れられない。それでは、賞味期限はどれくらいなのだろうか。
【未開封】12ヶ月以内に飲み切ろう
未開封のコーヒーは、メーカーにもよるが大体「12ヶ月」を目安に飲み切ろう。とはいえ、未開封のコーヒーであっても、酸化は日を追うごとに進む。できれば早いうちに飲み切るのが理想的である。
【開封後】コーヒー豆は30日以内、コーヒー粉なら10日以内
開封されたコーヒーは、酸素や湿気に触れることで劣化が早く進む。コーヒー豆は30日以内に飲み切ることが理想だ。またコーヒー粉は、表面積が大きくなるのでその分、酸化が進むのも早い。10日以内に飲み切りたいところだ。
4. 水筒で持ち運ぶなら「ホット」より「アイス」

水筒でコーヒーを持ち歩くのであれば、ホットコーヒーよりもアイスコーヒーをおすすめする。理由は、先ほども説明した通り、コーヒーには温度が高ければ高いほど酸化しやすくなるという性質があるからだ。
1.水だしコーヒーを使おう
水だしコーヒーならば、水の状態でコーヒーを作るので温度が低いため、酸化しにくい。また人は、温度が低いものよりも高いものにより強い味を感じる。温度が低い水だしコーヒーは、薄めに感じることがあるので少し濃いめに作るとよいだろう。
2.水だしコーヒーを上手に作るコツ
水だしコーヒーを作る方法は主に2種類ある。
水だしコーヒーの作り方①コーヒーバッグを使う方法
水だしコーヒーの作り方のひとつは、コーヒーバッグを使う方法である。市販で売られているバッグ入りのアイスコーヒー製品でもいいし、アイスコーヒー用のコーヒー粉をお茶用のティーバッグに入れる方法のどちらでも作ることができる。
容器に市販のコーヒーバッグ製品を入れたら、指定の分量の常温の水を注ごう。自作したコーヒーバッグを使うときは、コーヒーの分量1に対して、水を10~12位の分量で調節する。
常温か冷蔵庫のなかで3時間くらいおいたら、水だしコーヒーが出来上がる。コーヒーの微粉が気になる方は、ペーパーフィルターで濾すとよい。
水だしコーヒーの作り方②水だし専用ポットを使う方法
水だしコーヒー専用のポットを使用すると、より雑味の少ないコーヒーを淹れることができる。水だし専用ポットを使った水だしコーヒーの作り方は、そのメーカーの説明を参考にしてほしい。
水だし専用ポットが点滴抽出のタイプであれば、水がコーヒーの粉の間をゆっくり通過しながら抽出するので、よりコーヒー成分のうまみだけが出る。
5. コーヒーを淹れても不味くならない水筒・マイボトル紹介!

コーヒーを水筒に入れるときに気になるのは、不味さだけではない。もしかしたら、コーヒーの匂いが水筒につくことが気になっている人もいるのではないだろうか。またコーヒーは、水や緑茶に比べて雑菌が繁殖しやすい。よって水筒内の雑菌が気になる人もいるだろう。
ここでは、コーヒーを入れても不味さや匂いの付着が気にならない商品を紹介しよう。
1.カフア「コーヒーボトル」
こちらの水筒は、コーヒーを入れるために作られたボトルである。容量は420ml、重量は230g程度だ。200mlのミニサイズもあり、ひとくちだけ入れていきたいという方にも人気がある。
2.サーモス「真空断熱ケータイマグ」
水筒の人気メーカーであるサーモスの「真空断熱ケータイマグ」はとにかくスリムであり、軽いので持ち運びに便利である。350mlの容量だが、170gの重さしかない。飲み口が樹脂製で口当たりがよいのも魅力である。
3.ベストコ「コーヒーフォーユー カフェマグボトル」
ベスコスのコーヒーフォーユー カフェマグボトルは、おしゃれなマイボトルを探している人におすすめの商品だ。200mlの容量なので、ひとくちだけコーヒーを飲みたい人に適している。真空二重構造で保冷・保温の両方に適しているので、ホットコーヒーもアイスコーヒーも楽しめる。
結論
コーヒーを美味しい状態で持ち歩きすれば、外でコーヒーを買わなくて済み経済的だ。今まで水筒に入れたコーヒーに満足できていなかった人は、ぜひコーヒーの酸化防止を年頭においてコーヒーを作ってみてほしい。また常にコーヒーを飲むという方は、コーヒー用のマイボトルがあると大変に重宝するので、購入をおすすめしたい。
監修管理栄養士:藤井千晃
経歴:リクルート営業経験後、300本を超える栄養関連の記事の執筆・監修経験を持つ。温活・ダイエット・メンタルケア分野を得意とする。