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松茸の土瓶蒸し

松茸の土瓶蒸しの食べ方とマナー|すだちを絞るタイミングとは

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2023年4月11日

土瓶蒸しとは日本の伝統的な食器のひとつである土瓶を使用して作る蒸し料理だ。土瓶の中に松茸・エビ・銀杏・三つ葉・ハモ・鶏肉などの具材と出汁を入れて蒸して作られる。今回は、土瓶蒸しの食べ方を解説するので、しっかりマナーを押さえておこう。

  

1. 松茸の土瓶蒸しの食べ方の手順

松茸の土瓶蒸し
松茸やエビといった具材を入れて作られる土瓶蒸しだが、皆さんは正しい食べ方を知っているだろうか。ふだんの食生活ではあまり食べる機会がないという人もいるだろう。会食などの際に困らないよう、土瓶蒸しの食べ方を紹介する。

1:まずはお猪口で出汁の香りや味を楽しむ

土瓶蒸しは、ふたをすぐに開けるのはNGだ。ふたをしたまま出汁をお猪口に注ぎ、鼻を近づけて香りを楽しんだら、口を付けて味を楽しむ。すするときは音を立てないこと。

2:土瓶のふたを開けて香りや見た目を楽しむ

出汁を少し飲んだら、土瓶蒸しのふたを開ける。続いて湯気と一緒に松茸の風味を楽しむ。このとき、美しく配置されている具材を目で見て楽しむことも忘れずに。

3:すだちを絞る

土瓶蒸しにすだちを絞り入れる。量は好みで構わないが、絞るときは手を添えるのがマナーだ。

4:具材をいただく

土瓶蒸しの食べ方は、汁を飲んだら次は具材というように、汁と具材を交互に味わうのが基本だ。汁がたれそうなときは、お猪口を取り皿にして使うとよい。出汁は残さず、お猪口に注いで最後まで味わうこと。

5:最後は土瓶にふたをする

完食したらお猪口を元の場所に戻してから、土瓶にふたをしよう。

2. 土瓶蒸しの具材の食べ方・順番

土瓶蒸し
土瓶蒸しの具材を食べる順番は、とくに決まっているわけではない。松茸入りは、最初に主役の松茸から味わうのが好ましいようだ。次に味の薄いハモを味わおう。土瓶蒸しにお箸を入れて直接具材を取って味わう人もいるが、お猪口を取り皿にすると上品に見えるのでおすすめだ。

3. 土瓶蒸しの食べ方のマナー・注意点

松茸の土瓶蒸し
土瓶蒸しの食べ方のマナーと注意点を解説する。

最初はすだちなしで味わう

土瓶蒸しは、最初はすだちなしでそのまま味わおう。土瓶蒸しは味の変化を楽しめるという特徴がある。すだちは皮を下にして持ち、片方の手で上から覆い、果汁を飛ばさないこと。飛び散るのはマナー違反なので、気を付けよう。飲食店によっては土瓶蒸しにゆずが付いてくることもある。ゆずでも食べ方やマナーはすだちの場合と一緒だ。

出汁を最初に飲み切らないようにする

土瓶蒸しは出汁、具材、出汁、具材の順番で味わうのがマナーだ。最初に出汁をすべて飲み干さないこと。また、出汁を土瓶から直接飲むのはNGだ。注ぎ口に口を付けて飲むのは行儀が悪いため、絶対にしないこと。お猪口に出汁を注いで飲むことを心がけよう。

出汁をお猪口に注ぐときはふたをする

土瓶蒸しの出汁は土瓶にふたをしてお猪口に注ぐ。急須でお茶を入れるイメージだ。

結論

土瓶蒸しの食べ方のマナーを紹介した。秋の味覚を楽しむのにおすすめの土瓶蒸しだが、あまりなじみがない料理という人もいるだろう。しかし、一度覚えておくと会席料理の席で提供されるときスマートに味わえるので重宝するはずだ。

監修管理栄養士:児玉智絢

経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。
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  • 更新日:

    2023年4月11日

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