目次
1. クジラの鹿の子とはどこの部位?

クジラといえば食べ物のほかに、釣竿や靴べら、工芸品など、道具の材料としても私たち人間の生活を支えている。海に囲まれている日本にとっては身近な生き物のクジラだが、赤肉や鹿の子、尾肉、本皮のように部位があり、それぞれ異なる味や食感を楽しめる。そんなクジラの部位のひとつである、鹿の子の特徴とはどのようなものなのだろうか。
鹿の子はクジラのアゴ付根の希少部位
クジラの鹿の子はアゴまわりの肉の部位だ。赤い肉に白雪のような脂が鹿の子状にさしており、美味しい希少部位といわれている。冷凍保存して極薄に切り、刺身をはじめハリハリ鍋などに入れると風味バツグンの美味しさを堪能できる。
クジラの鹿の子の価格
希少部位と聞くと値段が気になるところだが、クジラの鹿の子はいくらくらいで販売されているのだろう。インターネットで販売されている平均的な値段は、100gあたりで2,000円くらいのものが多いようだ。
2. クジラの鹿の子の美味しい食べ方

クジラの鹿の子の美味しい食べ方を紹介しよう。冷凍クジラの赤肉は、もともと解凍するのがむずかしく2日ほどかけて低温で解凍する必要があった。しかし近年は冷蔵庫で数時間解凍すればOKだ。ただし完全に解凍すると3~5%ほどのドリップが出ることがある。完全に解凍する前のシャーベット状の段階で包丁で切るとスライスしやすい。
【刺身】
少量しか採れないクジラの鹿の子は、高級刺身として知られている。おすすめの食べ方のひとつが刺身だ。薄くスライスし、しょうゆにしょうがを少し加えて付けて食べると美味しい。クセのない鹿の子ならではの旨みが口中に広がるだろう。ほかにニンニクしょうゆに付けて食べても美味しい。
【鍋料理】
クジラの鹿の子は関西地方の代表的な鍋料理であるハリハリ鍋の具として食べるのもおすすめだ。ほかに、しゃぶしゃぶやすき焼きで味わうと美味しく味わえる。
【クジラステーキ】
ステーキのように焼き、クジラ独特のなつかしい味を楽しむのもおすすめ。
3. クジラの鹿の子のおすすめ通販

クジラの鹿の子のおすすめの通販商品を特徴とともに紹介しよう。
【東冷「クジラ鹿の子」】
クジラの鹿の子のおすすめの通販商品のひとつが、冷凍で販売されている東冷のクジラ鹿の子だ。公式サイトに解凍方法が掲載されているので、参考にするとよいだろう。具体的には真空パックの封をカットしてクジラの鹿の子を取り出し、トレーに置いて冷蔵庫へ。前日から解凍しておくと、ちょうどいい感じになる。ポイントはなるべく低温で、ゆっくりと解凍することだ。あとは流水で表面のドリップを洗い、水気をキッチンペーパーで拭き取ればOK。
【日野商店「【極上】ニタリ鯨の生とろ!(鹿の子スライス70g)」】
日野商店のクジラの鹿の子は、かけポン酢が付いているのが特徴だ。生のまま食べても美味しいが、公式サイトでは、しゃぶしゃぶで食べる方法が紹介されている。しゃぶしゃぶで食べるときは、2~3回お湯にくぐらせればOK。あまりお湯につけすぎると硬くなるので注意が必要だ。あとは氷水でしめ、かけポン酢で食べると美味しい。
【鯨肉専門店 くじらの田井「鹿の子」】
鯨肉専門店のクジラの鹿の子もおすすめだ。鯨肉専門店らしく、リーズナブルな徳用から刺身向きの最高級品まで5種類を取り扱っている。
結論
クジラの鹿の子の特徴や美味しく味わう方法を紹介した。クジラと聞いても、食べ物としてはあまりなじみがないという人もいるだろう。希少部位のためスーパーで見かける機会は少ないかもしれないが、インターネット通販で購入できる。気になる人は取り寄せてみてはいかがだろうか。
監修管理栄養士:児玉智絢
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。