目次
1. ホワイトアスパラの茹で方と下処理

よく見かけるアスパラガスはグリーンアスパラガスだが、ほかにホワイトアスパラガスや紫アスパラガスがある。ホワイトアスパラガスは茹でてマヨネーズをかけたり、クリーム煮にしたり、シンプルなサラダに加えたり、オーブン焼きにしたり、いろいろな調理で味わえる食材だ。旬の時期は3~5月にかけてで、全国各地で栽培されている。ホワイトアスパラガスは、グリーンアスパラガスと同じような茹で方で大丈夫なのだろうか。
下処理の仕方
ホワイトアスパラガスは美味しさを保つため、購入後すぐに茹でること。方法はホワイトアスパラガスの根元のかたい部分を折る。穂先の約2cm下から根元に向かいながら、ピーラーで皮を剥く。コツは力を入れ過ぎずに、なでるように剥くことだ。根元のかたい部分も剥いた皮も取っておく。ちなみにホワイトアスパラとグリーンアスパラは同じ品種だ。ではなぜ色が違うのだろうか。答えは日光にあてるとグリーンに育つが、あてないとホワイトに育つのだ。
2. ホワイトアスパラの茹で方は簡単

簡単なホワイトアスパラガスの茹で方を解説する。
茹で方とポイント
ホワイトアスパラガスを鍋で茹でるのもありだが、フライパンを使用すると、1本丸ごと入れられて便利だ。まず鍋に湯を沸かす。キレイに茹であげるため、レモンの薄切りや砂糖、塩を入れる。ホワイトアスパラガスと皮、折った根元を加える。アクが出たら丁寧に取り除く。太い部分に爪楊枝か竹串を刺し、芯が残るくらいまで加熱すればOK。茹で時間の目安は10~15分くらいだ。
ポイントはグリーンアスパラガスよりかたいうえ、アクもあるため、じっくりと時間をかけて茹でること。あとは火を止めて、茹で汁のまま常温になるまで冷ます。茹で汁ごと冷ますのは、茹で汁に出た旨みをホワイトアスパラに戻すためだ。
3. ホワイトアスパラの茹で方と楽しみ方

ホワイトアスパラガスをすぐに調理に使わないときは、茹で汁ごと冷蔵庫で保存するとよい。方法は保存容器に移し替えて冷蔵庫へ。保存期間の目安は2~3日ほどだ。茹でたアスパラや茹で汁で作る料理を紹介しよう。
茹で汁で作る料理
茹でたホワイトアスパラガスは生ハムを巻いてパセリを散らすだけで、オシャレな前菜になる。皮と折った根元は、コンソメと一緒に煮ると美味しい出汁になる。茹で汁に調味料を足して、ホワイトアスパラガスの茶碗蒸しとして食べるのもありだ。また、茹で汁を使用して米や玉ねぎを煮込み、リゾットで食べても美味しい。ちなみに日本ではグリーンアスパラガスの流通が大半を占めているが、近年はホワイトアスパラガスも人気を集めているという。
結論
ホワイトアスパラガスの茹で方を紹介した。先述したようにホワイトアスパラガスは購入して持ち帰ったら、美味しさを保つため、すぐに茹でることが大切だ。ポイントはキレイに茹であげるため、レモンの薄切りと砂糖、塩を入れること。
監修管理栄養士:小林里穂
経歴:管理栄養士養成施設を卒業後、栄養士資格・管理栄養士資格・栄養教諭資格を取得。学校給食センターでの勤務時に小・中学生に食育を実施した経験を活かし、栄養分野の記事執筆・監修を中心に活動中。