目次
1. かき氷のシロップは全部同じ味って嘘?それとも本当?

イチゴやブルーハワイ、レモンなどさまざまな味があるかき氷のシロップ。しかしシロップは同じ味だといわれることがある。それは、かき氷のシロップに使われている原材料がすべて同じであることが多いからだ。かき氷のシロップは果糖ブドウ糖液糖に香料や着色料を加えて作られる。つまり違う味に感じていたかき氷のシロップは、基本となる同じ原材料に香料と着色料を加えて違う色と味わいに作り上げているのだ。
2. 同じ味のかき氷シロップを違う味に感じるのはなぜ?

同じ原材料から作られているかき氷のシロップでも違う味に感じるのは、香料による香りに違いがあるからだ。人は食べ物の味を判断するときに舌で感じるだけではなく、香りでも判断を行っている。そのため、香料で違う香り付けをすることで、同じシロップでも違う味に感じるのだ。さらにそれぞれ異なった色を持つかき氷シロップは視覚の部分からも違う味だと感じさせている。つまり、同じ味のかき氷シロップでも香料と着色料を加えることで、香りと視覚により異なった味だと感じてしまうのだ。
3. かき氷シロップはすべて同じ味ではない

シロップを使うかき氷はすべて同じ味だと紹介したが、最近では定番のシロップ以外にもさまざまな味のかき氷が販売されている。コーラや抹茶味、みぞれなどはシロップとは違った味わいだ。さらに、果実をまるごとシロップに使ったかき氷は、市販のシロップとは違い素材本来の味が楽しめる。つまりすべてのかき氷シロップが同じ味ではなく、さまざまな味のシロップも存在するのだ。
結論
かき氷に使われているシロップは、同じ原材料に香料や着色料で香りや色に違いを出しただけで、原材料は同じであることが多い。人は香りや色の違いによっても味が違うと感じるのだ。またかき氷によっては、異なった味のシロップを使っている場合もあるので、いろいろな種類のかき氷の味の違いを楽しんでみてもらいたい。
監修管理栄養士:児玉智絢
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。