目次
- 1. コーヒーカップの取っ手の向きは右左どちらが正解?
- 2. コーヒーカップの取っ手の向き:右側はアメリカ式
- 3. コーヒーカップの取っ手の向き:左側はイギリス式
- 4. コーヒーカップの取っ手の向きは臨機応変が正解
1. コーヒーカップの取っ手の向きは右左どちらが正解?

コーヒーカップを出す時に気になるのが取っ手の向きだ。実はコーヒーカップの取っ手の向きに正解はない。これは取っ手の向きのマナーには右側のアメリカ式と左側のイギリス式があるからだ。日本では、マナーに関してヨーロッパの影響を受けていることが多いので、イギリス式の左側が多い。また、コーヒーカップにスプーンを添えたい場合は、スプーンをコーヒーカップの手前に置き、持ち手を右側に持ってくるのがいいだろう。
2. コーヒーカップの取っ手の向き:右側はアメリカ式

コーヒーカップの持ち手を右側に持ってくるアメリカ式は、すぐにコーヒーカップを右手で持てるように取っ手を右側にセットする。これはアメリカらしい合理的な考えから生まれている。
3. コーヒーカップの取っ手の向き:左側はイギリス式

コーヒーカップの取っ手を左側に持ってくるイギリス式は、紅茶にミルクや砂糖を入れる文化から左側にセットするようになっている。これは、ミルクや砂糖を入れる場合に右手でスプーンを持ち、左手でカップの取っ手に手を沿えるからだ。ミルクや砂糖を入れたあとに、コーヒーカップを回して持ち手を右にして飲む。つまりイギリス式は、スプーンを使うことを前提に取っ手を左側にセットするのだ。
4. コーヒーカップの取っ手の向きは臨機応変が正解

コーヒーカップの取っ手の向きはアメリカ式とイギリス式があるが、飲む人のことを考えて、臨機応変に対応するのが正解だ。では、どのような判断方法があるのか紹介しよう。
砂糖やミルクを入れるかで決める
コーヒーカップを出す場合に、相手がブラックで飲むのか砂糖やミルクを入れて飲むのかによって取っ手の向きを判断するのがおすすめだ。砂糖やミルクを入れる場合は、スプーンを使うので、イギリス式の取っ手の左側にして出すと親切だろう。また、ブラックの場合はすぐに飲めるようアメリカ式の取っ手を右側にするのがおすすめだ。また、相手の利き手によって取っ手の向きを変えるのも親切だ。つまり相手の好みや状況に合わせてコーヒーカップの取っ手の向きを決めるのがいいだろう。
コーヒーカップの柄で決める
コーヒーカップには柄やロゴが描かれていることがある。そんな時は、柄やロゴが正面に来るようにコーヒーカップをセットするのがおすすめだ。多くのコーヒーカップは、柄やロゴを正面にすると取っ手が右手にくるタイプが多い。
結論
コーヒーカップの取っ手の向きには正解はなく、臨機応変に使い分けるのがおすすめだ。コーヒーカップを出す相手が使いやすく、飲みやすいようにセットすることが相手への思いやりになり、何よりのおもてなしになるからだ。基本のマナーや考え方を覚えてコーヒーカップを使ってみてもらいたい。
監修管理栄養士:児玉智絢
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。