目次
1. 片栗粉の溶き方と分量のコツ

水溶き片栗粉を使ったのに、うまく料理にとろみがつかない。そんな悩みを抱えている人もいるだろう。そんな人は片栗粉と水の割合が悪い場合がある。基本となる片栗粉と水の割合をみてみよう。
水の割合
うまくとろみが付かない場合は、片栗粉と水の割合を1:2で溶くようにするのがおすすめだ。片栗粉は水が多いととろみが付くまでに時間がかかってしまう。とくに失敗しがちな人は片栗粉の倍の量の水で溶くと失敗しにくい。
2. 片栗粉の溶き方とタイミング

水溶き片栗粉は料理に流し入れるタイミングも大切だ。失敗しない片栗粉の溶き方と入れるタイミングをチェックしてみよう。
流し入れる前にもう一度かき混ぜる
水溶き片栗粉はそのまま置いておくと片栗粉が沈殿してしまう。そのため、料理に流し入れる前にもう一度かき混ぜてから使うようにしたい。しっかりと片栗粉と水が混ざった状態で入れると、失敗しにくい。入れるタイミングは、味付けを終わらせて、料理が入った鍋の火を止めたときだ。水溶き片栗粉を少しずつ流し入れながら、全体を軽く混ぜるのがポイントである。
3. 片栗粉の溶き方と火加減のコツ

片栗粉を料理に加えるときは、火加減が重要だ。ダマにならないように水溶き片栗粉を加えるタイミングと火加減を覚えておこう。
ダマを作らないコツ
料理に水溶き片栗粉を加えると、ダマになりやすい人は加える前に一度火を止めるのがいいだろう。流し入れたあとは、弱火から中火でかき混ぜながら加熱する。そうすることで、まんべんなくとろみがついてダマになりにくい。片栗粉は65度以上で固まり始めるので、煮立ってきたら最低でも1分は加熱し続けるようにしよう。また、加熱のし過ぎはとろみが強くなりすぎてしまうので、注意が必要だ。
結論
料理にとろみをつける際は、ただ水溶き片栗粉を加えるだけでは失敗することもある。失敗せずに上手にとろみをつけるには、片栗粉と水の割合や火加減などが重要だ。3つのポイントを押さえてプロ顔負けのとろみ料理を作ってみよう。
監修管理栄養士:小林里穂
経歴:管理栄養士養成施設を卒業後、栄養士資格・管理栄養士資格・栄養教諭資格を取得。学校給食センターでの勤務時に小・中学生に食育を実施した経験を活かし、栄養分野の記事執筆・監修を中心に活動中。