もっと早く知りたかった…！洗い物不要で超時短！めんどくさい『オクラの下処理』のパッパッと裏技とは

1. オクラのヘタの下処理を時短でする

オクラのヘタの下処理は、通常であればヘタの先端のみを切り落とし、ガクの部分を包丁で一周薄く削り取っていくが、この作業は少々手間である。とくに調理する本数が増えるとなおさらだ。そこで、このオクラのヘタの下処理を時短でできるテクニックを紹介しよう。

ガクを削り取らない

オクラのガクを削り取る作業は、思い切って省略してしまおう。ガクを削り取らないまま茹でるので、下処理はかなりの時短になるはずだ。茹でたあとに、ガクをヘタごと切り落とすとよい。ただし、茹でる前にヘタごと切り落としてしまうのはNGだ。オクラの中身が見える状態で茹でてしまうと中にお湯が入るため、べチャッとした仕上がりになってしまう。

2. オクラのうぶ毛の下処理を時短でする

オクラのうぶ毛の下処理は、通常は口当たりをよくするためにオクラに塩をまぶし、まな板の上で転がしたり指先で優しくこすったりしてうぶ毛を取り除いていく。塩を使うことで下味も付き、発色もよくなる。この作業を簡単にする時短テクニックを紹介していこう。

ネットを使う

オクラのうぶ毛の下処理には、購入時にオクラが入っていたネットが活用できる。ネットの外側から、オクラを両手でこするように転がすだけでOKだ。ネットの細かい編み目がうぶ毛を落としてくれる。このとき、ネットに付いているラベルをはがしたあと、流水に当てながらこするとさらに効果的だ。ただし、このうぶ毛の取り方では下味が付かないので、茹でるときに塩を加えることを忘れないようにしよう。

3. オクラの下処理を時短でする

ここまでオクラの下処理が済めば、通常はたっぷりのお湯を沸騰させてから茹でていくだろう。しかし、硬すぎたり軟らかすぎて水っぽくなったりと、茹で加減がなかなか難しい。また、少ない本数を調理する場合は、お湯を沸かす作業も手間に感じるかもしれない。茹でる作業も、簡単かつ時短を目指そう。

フライパンを使う方法

まずはフライパンを使う方法だ。オクラをフライパンに並べていくが、もしうぶ毛の下処理のときに塩を使っていたら塩は付いたまま、ネットを使用する時短テクニックを使っていたらここで塩を少々加えよう。そして、50mlの水を入れて中火にかける。ふたをして1分ほど加熱したらふたを外し、そのままフライパンに残っている水分を飛ばそう。ザルに広げて粗熱を取れば完成だ。

こうすることで旨みが凝縮されて甘みを感じられるだけでなく、水に溶け出しやすい栄養素が流出しにくくなるため、栄養をしっかり摂取できるのも嬉しいポイントである。

電子レンジを使う方法

電子レンジを使っても簡単にオクラの下処理ができる。耐熱皿にオクラを並べ、ふんわりとラップをかけよう。5本の場合は600Wの電子レンジで40秒が目安だ。オクラが1本増えるごとに10秒追加するとよい。レンジ加熱後はすぐに取り出し、ザルに広げて粗熱を取る。

オクラの下処理を終えたら、お好みの方法で味付けしよう。きっとオクラの心地よい歯ごたえが残る、丁度いい食感になっているはずだ。

結論

オクラは美味しく栄養も豊富だが、下処理に少し手間がかかる食材だ。もちろん、時間をかけて丁寧に調理するのも料理の楽しみのひとつではあるが、いつもとなると難しいこともある。そんなときは、時短テクニックを使ってみてはいかがだろうか。今回紹介したものはどれも簡単なので、ぜひ実践してみてほしい。

監修管理栄養士：児玉智絢

経歴：女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。