目次
- 殻をむき、背腸を取る
- 尻尾の先を斜めにカットして水分をしごき出す
- 塩と片栗粉をもみ込み、水でよく洗い流し、水分をキッチンペーパーでしっかりと拭く
- 腹が上にくるようにまな板にエビを置き、包丁で4~5箇所、浅く切り込みを入れる。
- エビの両側を持って反らせて筋を断ち切る。または指で切り込みをぎゅっと押さえるようにして筋を断ち切る。
1. エビフライをお店みたいに作るコツ1:腹に切り込みを入れる

洋食屋のエビフライは、真っ直ぐに伸びた見目麗しい姿をしている。しかし、家で料理するとくるんと曲がってしまう...そんなお悩みを持つ人も少なくないだろう。ここでは家のエビフライを洋食屋のエビフライのようにまっすぐ仕上げる作り方を見ていこう。
お店みたいな真っ直ぐなエビフライになる
エビフライのエビがくるんとまるまってしまう理由は、熱が加わることで筋肉や筋が収縮するため。揚げる前に筋を包丁で断ち切っておけば、縮むことなく、真っ直ぐの状態を保つことができる。
切り込みの入れ方
まず、エビは下処理をする。
切り込みの入れ方は次の手順だ。
「プチッ」と音がすれば、筋が切れた合図だ。反らせる場合は、ゆっくり行うと千切れにくい。
2. エビフライをお店みたいに作るコツ2:側面に切り込みを入れる

洋食屋のエビフライはその大きさも魅力である。もちろんお店では車海老など、大きいサイズのものを使用していることも多い。ここでは家庭で一般的なサイズのエビを使った場合に、より大きく見えるように仕上げるコツをご紹介していく。
小さいエビでも大きなエビフライになる
1つめのコツを行えば、普段のエビフライよりは格段に大きい仕上がりになる。さらに大きさを出したい場合は、サイドに切り込みを入れてより身が広がるように工夫するといい。
切り込みの入れ方
エビの側面にも浅く切り込みを入れる。両サイドに入れ、手で身が広がるようにする。切り込みを入れると身がさらに千切れやすいので、丁寧に行うこと。
3. エビフライをお店みたいに作るコツ3:生パン粉を使う

洋食屋のエビフライはあのサクサクの衣も美味しさの決め手である。あのサクサク感と立体的な見た目を担っているのが、生のパン粉である。ここでは生パン粉を使う理由と衣の上手な付け方を解説していこう。
衣が立って見栄えがするエビフライになる
生パン粉は普通のパン粉に比べて大きく、さらに揚げると衣が立ち上がり、立体感が生まれる。見た目にもよく、サクサクとした歯触りもアップするので是非活用してみてほしい。
衣の付け方
一般的にフライは、小麦粉、卵、パン粉の順番で衣を付ける。上手に衣をつけるポイントは、卵に少量の小麦粉を混ぜて濃度を付けておくこと。こうすることでよりしっかり、そして簡単に衣を付けることができる。また、一番はじめに付ける小麦粉はごく薄くでOK。材料をすべて準備してから、エビの尻尾を持って行うといい。パン粉を付けたあとは軽く、手のひらで握るようにするとしっかりとパン粉が付くのでおすすめだ。
結論
洋食屋で食べるようなエビフライを作るには、まずエビの下ごしらえをしっかりと行うこと。切り込みを入れて筋をしっかりと切っておくことで、揚げたときの縮みを防ぐことができる。またサイドにも切り込みを入れるとより大きく見せることができる。サクサクとした食感を楽しむことができる生パン粉を活用して、お店のようなエビフライ作りにチャレンジしてみてほしい。
監修管理栄養士:黒沼祐美
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。