目次
1. 桃の剥き方とシンプルな裏ワザ

桃は白桃系の川中島白桃や黄桃系の黄金桃(おうごんとう)、ネクタリン、蟠桃(ばんとう)など、いろいろな品種がある。ほかの果物と比べると旬の時期が短く、そんなに食べる機会は多くないという人もいるだろう。そのためか上手に剥けない、表面がツルツルとして剥きにくいと思っている人もいるだろう。桃の剥き方の裏ワザを覚えると、きっと桃剥きを苦痛に感じなくなるだろう。
カットしてねじる
桃のへこみの部分に包丁を入れ、桃の割れ目にそってぐるっと一周切り込みをいれる。手のひらでそっと上下を持って切り込みに沿い、ねじって2つに割る。コツは包むような感じで桃を持ち、力強くにぎらないことだ。指の跡が付くとその部分が傷むため、やさしい力加減を心がけること。また、力任せにねじると果肉が崩れやすくなる可能性がある。さらに熟れていない桃、逆に熟れすぎている桃ではなく食べ頃の桃を剥くことが大切だ。ちなみに桃は購入時に食べ頃のことが多い。
種を取り除き皮に切り込みを入れる
種のあるほうの桃を手で持ち、種に沿ってぐるりと包丁を入れる。上下に動かして種を取り除く。まな板の上に皮を上にして置き、好みで4~6等分の切り込みを入れて実を切り離す。
皮を剥く
包丁を横に寝かせて皮と果肉と皮の間に差し込む。桃を回転させながら、まな板から包丁を離さず、平行にスライドして皮を剥けばOK。
2. 桃の剥き方とお湯を使う裏ワザ

桃の剥き方の裏ワザのひとつが、お湯を使う方法だ。この剥き方はつるんと気持ちよく剥きたい人におすすめの方法だ。トマトの湯むきをイメージすれば、わかりやすいだろう。
お湯と氷水
鍋にお湯を沸騰させておき、ボウルに氷水を用意しておく。桃の上部に包丁で十字に切り込みを入れる。桃の切り込みを上にして鍋に入れる。20秒ほど茹でたら、桃を取り出してボウルに移す。氷水に浸しておく時間の目安は、やわらかめの桃は5秒くらい、かための桃は10秒ほどだ。あとは手で皮を剥けばOK。お湯にくぐらせてから氷水で冷やすと、つるんと皮が剥きやすくなる。
3. 桃の剥き方と爪楊枝を使う裏ワザ

簡単な桃の剥き方の裏ワザのひとつが、爪楊枝を使う方法だ。用意するのは桃と爪楊枝のみでOK。
突き刺して引っ張る
桃のへこんでいる部分の皮に、爪楊枝を横向きに通す。爪楊枝の両端を手で持ち、皮と実の間を通すように、爪楊枝でクルクルと皮を剥く。もし途中で皮がちぎれてしまったら、そこから手で剥がせばよい。あとは同じ要領で、何回か同じ作業を繰り返せば、すべての皮を剥ける。果肉がくずれにくく、つるんとしたきれいな桃に仕上がるだろう。
4. 桃の剥き方と包丁を使う裏ワザ

包丁の背でこする桃の剥き方の裏ワザを解説する。
背でこする
桃の表面に包丁の背をあてて、やさしくこする。ポイントは全体をまんべんなくこすることだ。包丁の代わりにスプーンでこすってもよい。こすっていくうちに皮がたるみ、表面がプヨプヨしてくるだろう。あとは桃の割れ目に沿って、包丁で切り込みを入れて両手で皮をむく。背でこすると剥きやすいが、果肉の表面が少しザラッとした仕上がりになる可能性がある。
結論
桃の剥き方の裏ワザを紹介した。 何もせず桃の皮を包丁で剥こうとすると、表面がガタガタになりがちだ。お湯で茹でて氷水に浸したり、爪楊枝を使ったり、包丁の背でこすったり、いろいろな裏ワザを試して、自分に合う桃の剥き方をみつけてもらいたい。
監修管理栄養士:小林里穂
経歴:管理栄養士養成施設を卒業後、栄養士資格・管理栄養士資格・栄養教諭資格を取得。学校給食センターでの勤務時に小・中学生に食育を実施した経験を活かし、栄養分野の記事執筆・監修を中心に活動中。