目次
1. 串物の正しい食べ方

居酒屋で焼き鳥などを食べる際に、串から外すか外さないかで迷った経験はないだろうか。串ものにはとくに正しい食べ方はないが、店や一緒に行く人などによって合わせるのがよいだろう。しかし、自由といえど食べ方などによってメリット・デメリットがあるため、より楽しく味わえる方法を知っておくのもおすすめだ。ここでは、串ものを美味しく食べられる方法を解説していこう。
外さない方が美味しく食べられる
焼き鳥を食べるとき、串から外すか外さないかは意見が分かれることもあるだろう。しかし、焼き鳥は串から外さないで食べた方が肉汁が無駄にならないため美味しく食べられるのだ。また、串から外して食べると空気に触れる面が広くなるため早く冷めてしまう。大きな口を開けて食べる姿が恥ずかしい人は、一気に外さずに少しずつ外してすぐに食べるとよいだろう。
ちなみに串から外す際は、肉を引っ張ったり強く押したりせずに、肉を押さえて串を回すように抜くと力をいれずに外すことができるのだ。
2. 串物の正しい食べ方とマナー

串ものは串から外さないほうが美味しく食べられると紹介したが、場合によっては外さずに食べるのはマナー違反になることもある。ここでは、マナーが必要な場所での串ものの正しい食べ方について解説していこう。
フォーマルな場所では外して食べる
料亭などで串ものを食べる場合、外さずに食べるのはマナー違反になる。このようなマナーが必要な場所では、串から外して食べるのが正しいといわれている。手順は、左手で串を持ち箸で具を抑えて串を抜き、まとめて串から抜かずに1本食べ終わったら次の串を外すようにしよう。また、食べ終わったら串はまとめておくとよい。
3. 串物とそのほかの正しい食べ方

焼き鳥などの串ものの美味しい食べ方やマナーが分かったところで、今度は串カツの食べ方を解説していこう。また、関東の串揚げとの違いも紹介するので、あわせてチェックしてほしい。
串カツの食べ方
串カツは大阪発祥の料理で、1本の串に1種類の具材が刺さっている揚げ物を指す。関東では串揚げと呼ばれており、1口サイズの玉ネギと豚肉が交互に刺さっている揚げ物だ。
はっきりとした違いの定義はないが、両者は具材によって線引きされることが多い。串カツの「カツ」はカツレツのカツのため、肉を刺して揚げたものがほとんどであるが、串揚げには肉以外の食材も含まれる。
また、串カツの食べ方は、容器に入った専用のソースに浸して食べるのが一般的だ。しかし、専用の容器に入っているソースは共用であることが多いため、2度付けは衛生上の都合により禁止されている。
また、店によって注文品数に指定があるところはよいが、ない場合は揚げる時間も考慮して複数本頼むとよいだろう。それでも悩んだ場合は盛り合わせを注文するのがおすすめだ。
結論
焼き鳥などの串ものを食べるとき、串から外すか外さないかどちらが正しい食べ方なのか迷うことがある。どちらも間違った食べ方ではないが、一緒に行く人が不快にならないような食べ方をするのがよいだろう。基本的には串から外さないで食べる方が肉汁を逃がさないため美味しく食べられるが、店によっては串から外して食べなくてはいけないこともあるようだ。串ものを食べる際の参考にしてみてはいかがだろうか。
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。