目次
1. 溶けづらい氷を作る方法と仕組み

溶けづらい氷とは、どのようなものなのだろうか。一般的な氷との違いも含め、特徴や作られる仕組みについて見ていこう。
透明な氷
溶けづらい氷と一般的な氷とを比べると、透明度が異なる。一般的な氷には白っぽい部分が多いが、溶けづらい氷はきれいな透明をしているのだ。
この違いは、水に含まれる不純物の有無によるものである。氷の原料である水道水には塩素が含まれている。また、水道水を凍らせる際、空気なども一緒に凍結する。氷に白い部分ができるのは、これらの不純物が原因なのだ。
一方、溶けづらい氷は不純物が取り除かれた状態で、ほとんど純水のみが凍結したものである。水のみでできているため透明でカルキ臭などがないことに加え、硬く溶けづらいという特徴を併せ持つ。
この違いは、水に含まれる不純物の有無によるものである。氷の原料である水道水には塩素が含まれている。また、水道水を凍らせる際、空気なども一緒に凍結する。氷に白い部分ができるのは、これらの不純物が原因なのだ。
一方、溶けづらい氷は不純物が取り除かれた状態で、ほとんど純水のみが凍結したものである。水のみでできているため透明でカルキ臭などがないことに加え、硬く溶けづらいという特徴を併せ持つ。
2. 溶けづらい氷を作る方法は簡単

溶けづらい氷は、一般家庭の冷凍庫でも簡単に作ることができる。不純物を取り除き水のみを凍らせるには、「ゆっくりと凍らせる」「途中で水を捨てる」という2つのポイントをおさえることが重要だ。溶けづらい氷を作る方法を紹介する。
ゆっくりと凍らせる
氷を作る際に急速に冷凍してしまうと、水も不純物も混ざった状態の氷ができてしまう。しかし、水と不純物は凍る速度が異なるため、ゆっくりと凍らせれば不純物を取り除くことができるのだ。
家庭の冷凍庫の庫内温度は-18℃程度だが、-10℃程度で時間をかけて凍らせることが望ましい。そこで、製氷皿や牛乳パックに水を入れたら、容器をタオルで巻いて温度が低くなり過ぎないように調節しよう。タオルを巻いた状態で、ゆっくりと凍らせていく。
家庭の冷凍庫の庫内温度は-18℃程度だが、-10℃程度で時間をかけて凍らせることが望ましい。そこで、製氷皿や牛乳パックに水を入れたら、容器をタオルで巻いて温度が低くなり過ぎないように調節しよう。タオルを巻いた状態で、ゆっくりと凍らせていく。
途中で水を捨てる
水と不純物が混ざったものを凍らせると、水が先に容器の上部で凍り、不純物は液体のまま沈んだ状態が続き少しずつ凍っていく。この時間差を利用して、途中で不純物の含まれる水を捨てよう。凍らせながら随時様子を見て、全体の60~80%ほどが凍結したタイミングで一旦取り出し、凍っていない部分のみを捨てればOKだ。上部から凍ってできたものが、溶けづらい氷となる。
3. 溶けづらい氷を作る方法ともう一手間

水道水をそのまま使って溶けづらい氷を作ることも可能だが、時間に余裕がある場合はお湯を使う方法もおすすめだ。
沸騰させる
水道水をやかんなどに入れて火にかけ、数分間沸騰させて冷ます。水を沸騰させることにより、カルキ臭がとぶだけでなく、空気を抜く効果も得られる。沸騰させた水はしっかりと冷まして、常温まで温度を下げてから冷凍しよう。冷凍の手順やコツは一般的な方法と同様で、タオルを巻いてゆっくりと時間をかけて凍らせることが大切だ。
結論
溶けづらい氷は、一般的な水に含まれる空気やカルキなどが取り除かれていることにより、硬く透明度が高いという特徴をもつ。溶けづらいだけでなく見た目や味もよいため、飲食用にするにはとくにメリットが多い。作る方法も簡単で、タオルを巻いてゆっくりと凍らせ、途中で分離した不純物を取り除けばOKだ。透明できれいな溶けづらい氷を、自宅でも作ってみてはいかがだろう。
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。