目次
- キャベツをレモン水(酢水)に浸した状態で冷蔵保存
- キャベツをレモン水(酢水)にくぐらせて水をきり、保存袋に入れて冷蔵保存
- 洗ったキャベツを使いやすい大きさに切る
- 水気をふき取り冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて密封する
- 冷凍庫に入れて保存する
1. キャベツ長持ち保存の裏技

キャベツをまるごと保存する場合は、芯の部分を処理しておくのが長持ちさせるコツだ。キャベツは芯の部分から成長し、葉の栄養を吸収してしまう。そのため、芯を取り除いておくことで葉の栄養が奪われにくくなり、長持ちするのだ。
包丁の刃先で芯をくり抜き、湿らせたキッチンペーパーを詰めるのが一般的な方法である。しかし、下記の裏技でも同様の効果が得られ、キャベツ長持ち保存に役立つ。
包丁の刃先で芯をくり抜き、湿らせたキッチンペーパーを詰めるのが一般的な方法である。しかし、下記の裏技でも同様の効果が得られ、キャベツ長持ち保存に役立つ。
爪楊枝を刺す
キャベツの芯の切り口に、爪楊枝を3本刺すだけでOKだ。三角形になるように刺すことで、キャベツの芯にある成長点(生長点)が壊れ、成長がストップする。芯をくり抜く方法よりも、安全で簡単にできるためおすすめだ。爪楊枝を刺したままポリ袋に入れて冷蔵保存すれば、2週間ほど日持ちさせることができる。
2. キャベツ長持ち保存の基本技

キャベツを切った場合は、断面から乾燥が進むことにより傷みやすくなってしまう。そこで、乾燥を防ぎ長持ちさせる方法を紹介する。
カットキャベツの保存方法
半分や1/4にカットされたキャベツを保存する際は、キッチンペーパーを湿らせて断面を覆うようにかぶせ、さらに全体を保存袋かラップで包むとよい。スーパーなどではラップで包まれた状態で販売されていることがほとんどである。その場合も一旦ラップを外して、湿らせたキッチンペーパーをかぶせて包み直そう。ひと手間加えることで、そのまま保存するよりも長持ちさせることができる。
千切りキャベツの場合
千切りなど細かくカットしたキャベツはさらに日持ちしない。そこで、すぐに食べきれない場合は、下記のようなレモンか酢を加えた水を使う裏技がおすすめだ。
いずれの方法でも、そのまま保存するより長持ちさせることができるが、なるべく早めに食べきろう。
3. キャベツ長持ち冷凍保存

キャベツは基本的には冷蔵保存に向くが、最も長持ちさせられる方法でも2週間程度が限度だ。それ以上日持ちさせたい場合は、冷凍保存に切り替えよう。適切な方法で保存すれば、1か月程度は食感や風味をキープすることができる。
便利に使える
キャベツ長持ち冷凍保存の手順は下記の通りだ。
カットして冷凍保存したキャベツは、必要な量だけ取り出して凍ったまま使えるため便利だ。ただし、生のキャベツのシャキシャキとした食感は損なわれてしまうため、生食よりも加熱調理に向く。冷凍キャベツは解凍するとやわらかくなるため火が通りやすく、切る手間も省けて時短調理できるというメリットもある。
冷凍保存におすすめの切り方
とくに使いやすい切り方は、千切りとざく切りの2種類だ。冷凍庫に常備しておくと、千切りキャベツは味噌汁やスープに、ざく切りキャベツは炒めものや煮込み料理に活用できて便利である。
結論
キャベツをまるごと保存する場合は、爪楊枝を芯に刺す裏技がおすすめだ。カットしたものは湿らせたキッチンペーパーで乾燥を防ぐのがコツである。長期保存したい場合は、カットキャベツを冷凍する方法が最適だ。さまざまな方法を使い分けながらキャベツ長持ち保存をして、日々の食事作りに役立てよう。
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。