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魚

南米アマゾンの食材といえばピラニア?現地人に人気の食べ物を紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年5月 3日

アマゾン川の流域面積は世界一である。豊かな自然は多くの食材を育むといわれているが、日本人にはなじみが薄いものも多い。南米のアマゾンではいったいどのようなものを食べているのだろうか。本記事ではアマゾンが生む食材について解説する。

  

1. 南米アマゾンの食材:アマゾン川の魚

さかな
アマゾン川には多種の淡水魚が生息している。食用にできる魚にはどのようなものがあるのだろうか。アマゾン流域の人々が食べる魚について紹介する。

ピラニア

アマゾンに住む淡水魚のなかでも獰猛さで知られているのがピラニアである。日本では水族館などでお目にかかることができるピラニアは、現地では日常的な食材である。素揚げや炭火焼、またはあんかけで食べることが多いピラニア、淡白な味わいの魚である。

ピラルクー

ピラルクーは世界最大の淡水魚といわれ、アマゾン川流域の人々の重要なタンパク源になっている。全長4m強になることもあるピラルクーだが、現在捕獲できるものは1.2mほどのものが多い。乱獲のため漁獲量が減っており、高級魚となりつつある。タラのような味わいが上品で、塩焼きなどのシンプルな食べ方が愛されている。

ナマズ

アマゾン川にはナマズも生息している。なかには食味のよさから超高級魚とされるナマズの種類もある。輪切りにしたナマズをソテーやフライにして食べる習慣がある。

アロワナ

銀色の胴体に虹色の模様があることから、日本では観賞魚として人気のアロワナ。アマゾンでは一般的な食用魚である。小骨がないことから食べやすく、ムニエルやソテー向きの優しい味わいである。

2. 南米アマゾンの食材:肉

にく
アマゾン流域ではどのような肉を食べているのだろうか。アマゾン川の3分の2はブラジル領を流れているが、ブラジルは鶏肉の消費量が多い国である。また豚肉もよく食べられるが、味わいという点では日本の肉ほどではないとされている。アマゾン独特の肉料理にはどのようなものがあるのだろうか。

ワニ

ピラニアと並んでアマゾンの獰猛な動物として知られているワニは、現地ではぶつ切りにして販売されている。肉食動物であるため濃厚な味わいのワニは、脂肪分が多いものの鶏肉のような感覚で食べられるという。部位別に販売されており、炭火で焼いて食べると美味しい。

カモ

アマゾン水系の港湾都市ベレンでは、カモを使った料理が有名である。香辛料で煮込んだカモとスープをごはんにかけて、リゾット感覚で食べる料理である。

3. 南米アマゾンの食材:野菜

豊かな自然で知られるアマゾン流域では、日本とは異なる野菜が主流である。日常的な食生活ではどのような野菜を食べているのか。その一端を紹介する。

ハヤトウリ

熱帯アメリカ原産のハヤトウリは、歯ごたえのよさが特徴の野菜である。茹でたり塩漬けにしたりして食べる。

キャッサバ

アマゾン流域では地域によって名称が異なるが、いわゆるキャッサバがよく食べられている。甘みのないさつまいものような食感で、現地では茹でたりフライにしたりして食べることが多い。

マッシッシ

表面に密生するとげが特徴のマッシッシは、ウリ科の野菜である。非常に淡白な野菜であるため、スープの具材などに使われることが多い。

コウベ

コウベはカリフラワーの葉の部分である。適当な大きさに切り、スープや炒め物、煮物として食べる野菜である。

4. 南米アマゾンの食材:果物

アマゾンといえばその気候が育む多種多様のフルーツが有名である。エキゾチックなビジュアルを持つフルーツを特徴とともに紹介する。

クプアスー

アマゾンに起源を持つフルーツのなかでも人気を誇るのがクプアスーである。淡い黄色の果肉を持つクプアスーは独特の香りがあり、ジュースやムース、アイスに使用される。

パッションフルーツ

ブラジル原産のパッションフルーツは、現地ではマラクジャと呼ばれている。非常にみずみずしく、独特の香りが好ましいフルーツである。酸味もほどよく、生食では種ごと食べることができる。またジュースやソースにすることも多い。

グラヴィオーラ

表面にあるとげが特徴的なグラヴィオーラは、大ぶりのフルーツである。白い果肉は甘酸っぱく豊潤で、ジュースにして飲む。

カムカム

アマゾン流域でもペルーで採れるフルーツのひとつがカムカムである。ビタミンCの含有量では突出しているカムカム、酸味が強くジュースにするのが一般的である。

ドラゴンフルーツ

中南米原産のドラゴンフルーツは、アマゾン流域ではピタヤと呼ばれている。果皮の鮮やかなピンク色が印象的で、白い果肉に黒ゴマのような種がある。キウイフルーツとよく似た食感で、さっぱりとした味わいで人気がある。

結論

南米アマゾンの地域には独自の食文化があり、日本ではあまり知られていない食材も多い。魚に関しては、日本では観賞用として人気のものが食用とされるケースもある。野菜や果物は日本では見かけないものが多く、興味が引かれるところである。豊かな自然が生み出すアマゾンの食材、機会があったらぜひトライしたい。

監修管理栄養士:児玉智絢

経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士免許を取得。食品メーカーの商品開発などを経験後、フリーランスとして栄養・健康分野の記事監修を中心に活動中。
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  • 更新日:

    2023年5月 3日

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