目次
1. 余った生姜を長期保存する裏技:冷蔵庫編

余った生姜を冷蔵庫で長期保存する方法を紹介する。裏技の中で一番簡単な方法である。
余った生姜は水に浸けて保存しよう
余った生姜は、水に浸けることでカビと乾燥を防ぐことができ、長期保存が可能になる。保存期間の目安は1ヶ月程度だ。
余った生姜の長期保存方法
保存容器に生姜が完全に浸るように水を入れ、生姜が空気に触れないようにする。保存する場所は冷蔵庫の野菜室がよいだろう。水は2~3日ごとに入れ替える必要があるが、唐辛子を入れることで水の取り替え頻度を少なくできる。唐辛子入りであれば4~5日ごとに水を入れ替えるようにしよう。保存するときは、汚れが残っていると傷みやすいので、しっかり洗うことが大切だ。
料理に使ったあと、すりおろした面を残したまま保存することも傷みの原因になるので、すりおろす場合は使う分だけ包丁で切ってから使うとよいだろう。
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2. 余った生姜を長期保存する裏技:冷凍編

使い勝手のよい裏技である、冷凍での保存方法を紹介しよう。冷凍生姜はちょっとした工夫でとても使いやすくなるのだ。
余った生姜の冷凍方法
よく洗ってからキッチンペーパーで水気を拭き、ラップに包んでいく。その後、保存袋に入れて空気をしっかり抜き冷凍庫で保存しよう。まるごと冷凍することも可能だが、薄切り・千切り・みじん切り・すりおろすなど、料理しやすい状態にしてから小分けにして冷凍しておくと調理するときにとても便利だ。すりおろしたものは薄く伸ばして板状にするか、細い棒状にしておくと必要な量だけ手で折って使うことができる。
冷凍生姜の保存期間
冷凍した生姜は2週間を目安に使い切ろう。冷凍したものは解凍せずにそのまま調理できるので、炒め物や和え物などいろいろな料理にさっと使えるのだ。
3. 余った生姜を長期保存する裏技:加工編

余った生姜に手を加えることで、より長く美味しく保存できる。どれも簡単に作れて、いろいろな料理に使うことができる裏技である。
生姜の甘酢漬け
作り方は、まず生姜の皮をむいて薄切りにし、1~2分ほど茹でてザルに上げる。つぎに塩をふり、全体になじませたら冷めるまで置いておこう。出汁、酢、砂糖、塩を混ぜて作った甘酢に、しっかりと絞って水気を切った生姜を加えれば完成である。冷蔵庫で2ヶ月ほど保存可能だ。お酒のつまみとして食べられるほか、混ぜごはんや寿司の具材としても使える。
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生姜のオイル漬け
生姜のオイル漬けは、皮付きの生姜をみじん切りにして、たっぷりのオリーブオイルで浸けるだけという簡単なものだ。炒め物や和え物のほか、サラダやパンにかけても美味しい。冷蔵庫で2ヶ月ほど保存できる。
生姜の漬物
かつお節の風味を効かせた生姜の漬物である。生姜の皮をむいて千切りにしたら水にさらしてアク抜きしておこう。水気を切って塩をふり、熱湯にくぐらせて辛みを抜いたらザルにとる。みりん、酒、砂糖、醤油を沸騰させ、生姜と鰹節を入れて再度沸騰させよう。火を止めて米酢を加えれば完成だ。ごはんに合うのはもちろん、肉や魚のタレとしても使えるほか野菜と和えても美味しい。
結論
余った生姜を長期保存する裏技は、簡単なものであれば水に浸けておくだけや小分けにして冷凍するという方法がある。いろいろな調味料に浸ける保存方法は、また違った生姜の楽しみ方ができるのでぜひチャレンジしてほしい。自分の使いやすい保存方法をみつけて、生姜を無駄なく美味しく食べよう。
監修管理栄養士:黒沼祐美
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。