目次
1. チンゲン菜長持ち冷凍保存の裏技

チンゲン菜を日持ちさせる方法でおすすめなのが、冷凍保存だ。チンゲン菜は冷凍すると約3週間~1ヵ月ほど保存が可能になる。ここではチンゲン菜を長持ちさせる冷凍保存の裏技を紹介しよう。
茹でてから保存
チンゲン菜は茹でてから冷凍保存すると、色味をキレイに保つことができるのでおすすめだ。まず、チンゲン菜の正しい茹で方を紹介しよう。チンゲン菜はキレイに洗い、カットせずにそのまま熱湯でサッと茹でる。冷水にさらしたら、手で水気を絞りペーパータオルなどでさらに水気を拭き取る。食べやすい大きさにカットし、使いやすい量に小分けしてラップで包んだら、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存するとよい。
チンゲン菜を茹でるときに、お湯1リットルに対して塩小さじ2、サラダ油大さじ1を加えると色つやがよい仕上がりに。味わいにもコクが出るのでぜひ試してみてほしい。
解凍方法
茹でてから冷凍保存したチンゲン菜は、凍った状態のままスープや鍋に加えて解凍しよう。おひたしを作る場合は、電子レンジの600wで70gにつき1分ほど加熱すると美味しく解凍することができる。
2. チンゲン菜長持ち簡単冷凍の裏技

ここではチンゲン菜も長持ちし、さらに簡単にできる冷凍保存の裏技を紹介しよう。茹でてから冷凍する方法よりも簡単なので、茹でる作業が面倒な人におすすめの方法だ。
カットして保存
生のチンゲン菜をカットしてから冷凍保存すると、使いたい量だけパラパラと取り出せるので便利である。チンゲン菜の根元には泥が溜まっていることが多いため、まずは根元を切り落とそう。根元を切り落としバラバラになったチンゲン菜を、まずは葉と茎の境目でカットする。葉、茎それぞれを2等分になるような大きさでカットすると調理に使いやすくなりおすすめだ。水を溜めたボウルで葉、茎を洗ったらザルなどで水気を切り、ペーパータオルでしっかりと水気を拭き取ろう。水気が残ったまま冷凍すると、チンゲン菜同士がくっつきやすくなるので注意が必要だ。冷凍用保存袋に入れ、空気を抜くようにして袋の口を閉じ冷凍庫に入れる。この方法だと、3週間ほど保存可能だ。
カットして冷凍保存することで、生のチンゲン菜よりは食感が少ししんなりしてしまうが、おひたしやスープに調理する分には生と変わらない味わいを楽しめる。
解凍方法
解凍するときは、凍ったまま煮物や汁物、蒸し物に入れて解凍しよう。カットして冷凍保存したチンゲン菜は、解凍すると水分が出やすい。シャキシャキとした食感が損なわれてしまうため、水分ごと調理が可能なスープや煮びたしなどの料理に使うのがおすすめだ。
3. チンゲン菜長持ち冷蔵保存の裏技

ここではチンゲン菜を長持ちさせる冷蔵保存の裏技を紹介する。チンゲン菜は、数日以内に食べきれる場合は冷蔵で保存することも可能だ。冷蔵保存する場合は、置き方にポイントがあるため、ぜひ参考にしてほしい。
立てて保存
チンゲン菜が乾燥しないよう、湿らせたペーパータオルでチンゲン菜を包む。ポリ袋や保存袋に入れ、葉を上にした状態にして野菜室で立てて保存する。野菜は寝かせて保存すると、起き上がろうと無駄なエネルギーを使ってしまい鮮度が失われる原因になる。畑となるべく同じ状態で保存するのがおすすめだ。ペットボトルの上部を切ったものやコップなどにチンゲン菜を立てて入れれば、野菜室内でも倒れるのを防ぐことができる。
結論
チンゲン菜長持ちの裏技を紹介した。チンゲン菜は冷凍保存することで日持ちさせることができるのでおすすめだ。数日で食べきれるときは冷蔵保存も可能だが、その際はチンゲン菜の置き方に注意しよう。チンゲン菜は捨てるところが少なく、彩りもよくしてくれる万能な野菜のひとつ。紹介した保存方法を実践して、チンゲン菜の調理をより楽しもう。
監修管理栄養士:黒沼祐美
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。