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コチュジャン味噌醤油

コチュジャンとサムジャンの違いとは|味や原料・使い方を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2023年5月24日

韓国料理が定番となりつつある昨今、韓国の調味料を常備しているというケースも多いことであろう。なかでもコチュジャンとサムジャンは有名どころである。しかし、その違いを説明できる人は少ないかもしれない。今回はそんなコチュジャンとサムジャンの違いを徹底解説。味わいから原料、使い方まで完全網羅していく。

  

1. 韓国の調味料・コチュジャンとサムジャンの違いとは

辛味調味料コチュジャン
どんな国にも家庭の定番調味料というものが存在する。韓国において、コチュジャンとサムジャンはまさにそんな存在だ。家庭ではもちろんお店でも広く使われる、まさに韓国料理に欠かすことのできない存在だ。コチュジャンもサムジャンも見た目は似ていて、まるで味噌のよう。ただし、コチュジャンのほうが赤みが強く、サムジャンの方は赤茶色である。

2. コチュジャンとサムジャンの違い1:味や辛さ

サンチュ
コチュジャンとサムジャンは、味わいが異なる。コチュジャンの「コチュ」は唐辛子を指す韓国語であることからもわかるように辛味が特徴だ。発酵調味料ならではの甘みの中にしっかりとした辛味を感じる味わいだ。対してサムジャンの「サム」は包むを指す韓国語でその名の通り、包んで食べるシーンで使われる。辛味はコチュジャンに比べると控えめで、よりコクとまろやかさが際立つ味わいである。

3. コチュジャンとサムジャンの違い2:原料や作り方

かめ
コチュジャンは米や餅米を麹で発酵させたものに唐辛子を混ぜ、熟成させた調味料である。甕(かめ)で熟成させるのが一般的である。
サムジャンはこのコチュジャンに韓国味噌やニンニク、砂糖、ごま油などを混ぜ合わせたいわば、合わせ調味料だ。つまりサムジャンはコチュジャンの派生系ともいうことができるのだ。

4. コチュジャンとサムジャンの違い3:料理への使い方

豚肉入りナパラップ
コチュジャンは辛味付けに使われることが多い調味料。ビビンパやタッカルビの仕上げに加えたり、サムギョプサルのタレにしたり、チゲ鍋やカムジャタンなどの鍋、トッポギ炒めなどにも活用される。ただし、最初のタイミングに加えると焦げやすいので仕上げに加えるのがおすすめだ。
サムジャンは先に述べた通り、サムギョプサルや茹でた豚バラ肉をサンチュやエゴマの葉などで包んで食べるポッサムに使われる。野菜に肉とサムジャンを巻いて食べるのだ。

結論

コチュジャンは米や餅米と大豆麹、唐辛子を使った発酵調味料のことである。対して、サムジャンはこのコチュジャンと韓国味噌、ニンニク、砂糖などを混ぜあわせた調味料である。サムジャンにもコチュジャン(またはコチュジャンのように作られた辛い味噌)が入っているため、発酵調味料とも呼べる。両者ともそのままでも食べることができるので、野菜のディップにしたり、おにぎりのトッピングにするのもおすすめだ。

監修管理栄養士:黒沼祐美

経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。
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  • 更新日:

    2023年5月24日

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