目次
1. 駄菓子とお菓子の違い:値段

駄菓子とは、値段が安く、気軽に食べることのできるお菓子のことである。対して、お菓子は食味感覚の嗜好品として調理されたものを指す言葉である。お菓子には和菓子、洋菓子など種類があり、駄菓子もそのうちのひとつといえるだろう。お菓子の「菓」はそもそもは果物を意味していたそうだ。
ご存知の通り、駄菓子は価格がとても安い。今の時代でも100円あれば、数個買うことができる。この値段の安さも駄菓子の特徴である。お菓子は別段値段がいくらという規定はないが、駄菓子よりは高いイメージだ。
2. 駄菓子とお菓子の違い:売り方

駄菓子屋を思い出してみるとわかるが、駄菓子は基本小分けで販売されている。これも安さの秘訣だ。対してお菓子は個包装になっているものも多いが、それがまとめて売られているケースがほとんどである。
3. 駄菓子とお菓子の違い:由来

実は駄菓子という言葉は、江戸時代にはすでに存在していたといわれている。当時は今のように簡単に甘いものを食べることはできなかった。というのも砂糖はとても高価なものだったのだ。とくに白砂糖は滅多に手に入るものではなく、一般の人は果物や安価な黒砂糖を使って作られた菓子を食べていた。このお菓子を駄菓子と呼んでいたのだ。
結論
駄菓子とはお菓子の一種で、より安く気軽に食べられるものである。安価になるよう小分けになっている場合がほとんどだ。対してお菓子は食味感覚の嗜好品として作られた嗜好品を総称する言葉で、さまざまな種類がある。知っていると話しのタネになりそうな駄菓子とお菓子の違い、ぜひこの機会に覚えてみてはいかがだろう。
監修管理栄養士:黒沼祐美
経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。