目次
1. キウイ長持ち保存の裏技とタイミング

収穫したてのキウイは固く酸味も強いため追熟させる必要がある。キウイは購入したときの状態によって保存の仕方が異なるのだ。ここでは、キウイの熟成状態について解説していこう。
熟成状態を確認
キウイは購入したときの状態によって保存方法が異なり、未熟なものは常温保存で追熟させる必要があるのだ。追熟させることで成熟し食べ頃になる。
また、早く食べ頃にしたい場合は、バナナやりんごなどと一緒にビニール袋に入れ、常温で2~3日おくのがよいだろう。バナナやりんごが出すエチレンによってキウイを早く食べ頃にしてくれるのだ。
食べ頃のものは、冷蔵や冷凍保存をして食べ頃を維持するようにしよう。キウイは、軸の部分を指で押したとき少し沈むくらいが食べ頃である。
2. キウイ長持ち保存の裏技

キウイが完熟していてもすぐに食べない場合は、冷蔵ではなく冷凍するのがおすすめだ。ここでは、キウイを丸ごと冷凍保存する方法を紹介しよう。
丸ごと冷凍
完熟したキウイを1週間以内に食べるなら、冷蔵保存がおすすめだ。キッチンペーパーにくるんでからポリ袋に入れ、乾燥に気をつければ冷蔵保存でも食べ頃をキープできる。
一方、すぐに食べない場合は冷凍するのがよいだろう。冷凍保存の方法は、まずキウイを洗い、キッチンペーパーなどで水気をよく拭き取る。ラップで1個ずつ包み、ジッパー付きの袋に入れ空気を抜くように口を閉じる。この方法で約1か月保存が可能だ。
3. キウイ長持ち保存の裏技と解凍方法

キウイを冷凍保存する方法がわかったところで、今度は解凍の仕方を解説していこう。
解凍の仕方
冷凍保存したキウイを解凍する方法は、まずキウイ全体を水で濡らし、お尻からヘタに向かって皮をむいていく。水で濡らすとキウイの皮がむきやすくなるのだ。皮をむいたらヘタを切り落とし、好みの大きさにカットする。そのまま、10分ほどおいて半解凍状態になったら食べるようにしよう。冷たいと甘みを感じにくいため、はちみつなどをかけて食べるのもよいだろう。なお、冷凍庫から出したキウイを常温で長時間放置すると、傷んでしまう可能性もあるので注意しよう。
結論
キウイを長持ちさせるには、購入したときの状態に合わせて保存するのが大切だ。未熟だった場合は常温で追熟させ、食べ頃のものは冷蔵や冷凍で保存する。また、食べ頃でもすぐに食べない場合は、冷蔵よりも冷凍の方が美味しい状態を長くキープできるのでおすすめだ。また、未熟なキウイはバナナやりんごと一緒に袋に入れ常温におくことで、食べ頃を早められる。キウイを保存する際に参考にしてみてはいかがだろうか。
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。