目次
- よく洗い、水気を拭き取る
- 皮付きのまま、縦8等分する(小さい場合は6等分)
- 芯に向かってV字になるようナイフを入れてカットする
- 皮をむく場合は、端から親指で皮をおさえながらむいていく
- よく洗い、水気を拭き取る
- 皮付きのまま、縦2等分する
- ヘタとお尻、芯をくり抜くように取り除く
- 切り口を下にして置き、端から薄切りにしていく
- よく皮を洗い、水気を拭き取る
- 皮付きのまま、横2等分する
- さらにそれぞれを横に2等分する(全部で4等分になる)
- よく洗い、水気を拭き取る
- 皮付きのまま、縦8等分する(小さい場合は6等分)
- 芯に向かってV字になるようナイフを入れてカットする(ここまではくし切りと同じ)
- 皮にV字に浅く切り込みを入れる
- 切り込みを入れたほうから、皮を全体の半分くらいむく
- よく洗い、水気を拭き取る
- 皮付きのまま、縦6等分する(小さい場合は4等分)
- 芯に向かってV字になるようナイフを入れてカットする(ここまではくし切りと同じ)
- 両端から3mmくらいのところに中心に向かって切り込みを入れ、切り離す
- 4を繰り返し、ずらして重ねる
1. リンゴの切り方

秋頃に旬を迎え、1年中出回っているリンゴは、甘くジューシーな味わいが特徴である。そんなリンゴは、皮をむいて食べるのが基本である。まずは簡単なくし切りをおさらいしながら、お弁当やお菓子などに使える切り方にも言及していこう。
スタンダードな「くし切り」
くし切りは、リンゴの切り方の定番的な存在だ。皮をむいても、むかなくても食べることができる。
大きめのリンゴの場合は、皮は1度にむかずに2度に分けてむくといい。
スイーツ作りに「薄切り」
タルトやガレット、タルトタタンなど、りんごのスイーツを作るときに活躍するのが薄切りだ。
盛りつけるときは少しずつずらすようにすると美しい。
無駄のない「輪切り」
あまり知られていないが、リンゴは輪切りにすると無駄なく食べることができる。
大きいリンゴの場合は、6等分にするといい。芯の部分が星のようにみえることから、スターカットとも呼ばれるのがこの切り方。廃棄量が少なく、食べやすいことから昨今注目を集めている。
2. リンゴのおしゃれな切り方

リンゴの飾り切りといえば、やはりうさぎが有名だ。家庭科の調理実習などで経験したことがあるという人もいるかもしれない。さらに高度なテクニックを使うのが、木の葉切りだ。ここではその2種類の切り方について言及していこう。
定番の「うさぎ切り」
リンゴの飾り切りといえば、やはりうさぎであろう。これは基本のくし切りの進化系と捉えるといい。
切り込みの角度によって、表情が変わるのでお好みの角度や長さを見つけるといい。
お弁当に使える「木の葉切り」
木の葉切りも、くし形の進化系だ。お弁当にも入れるとぐっと豪華に見えるうえ、食べやすい。
3. リンゴ切りグッズもおすすめ

リンゴを切るのはさほど難しいことではないが、より簡単に切れるグッズも存在する。ワンタッチでリンゴが切れるので、子どもたちからも人気を集めそうだ。
くし切りが簡単にできるリンゴ切り
リンゴを上から押し付けるように使うリンゴカッター。簡単に8等分のくし切りができるうえ、まな板を使わないので洗い物も少なくて済む。
早く皮がむける皮むき機
ハンドルを回すだけでリンゴや梨などの皮をむくことができるグッズ。こちらも包丁を使わないので、子どもにも嬉しい。
4. 切ったリンゴの変色を防ぐ方法

リンゴは切ってしばらく置いておくと茶色に変色する。これは空気に触れるとリンゴに含まれるポリフェノールが反応し、酸化して褐変を起こすことによるもの。この変色を防ぐのは塩水というのが定説だったが、昨今では塩水以外にも効果がある方法が続々と登場している。それぞれを解説していこう。
塩水
定番の塩水は、リンゴがしょっぱくなってしまうのが難点。ただ、変色はしっかりと防いでくれる。具体的にはナトリウムイオンがポリフェノールの働きを抑制してくれるのだ。
砂糖水
砂糖水でもリンゴの変色を防ぐことができる。砂糖水にはリンゴをコーティングする効果があるという。この効果で空気に触れにくくなるのだ。
はちみつ水
はちみつ水も砂糖水同様、リンゴをコーティングしてくれるので美しい色をキープすることができる。ほかの方法よりも白さが際立つという声も。
レモン水
レモン水は、レモン水に含まれるビタミンCが作用するとされているが、効果をあまり感じないという声も。
炭酸水
炭酸水につけることで変色を防ぐとされているが、実際に行うと効果は感じにくい。しょっぱくなるのがいやという人は、はちみつ水につけるのがおすすめだ。
結論
リンゴは、家庭の定番果物のひとつ。価格も安定しており、簡単に食べることができるのも嬉しい。栄養が多く含まれている皮まで食べるのがおすすめだが、農薬が気になる場合は取り除いてもOK。基本のくし切りだけでなく、飾り切りでいつもとは違った雰囲気を楽しむのもおすすめだ。
調理師名:新江友基
経歴:調理学校を卒業と同時に調理師免許を取得。その後、カフェ、レストラン、居酒屋などさまざまな飲食店で調理業務やメニュー開発に携わる。現在は、過去の経験から得た知識を活かし、食に関する記事の監修を担当している。