目次
- 急須
- 茶匙
- 湯のみ
- タイマー
- 茶匙を使って、急須に茶葉を入れる
- お湯を一度湯のみに注ぎ、70度~80度ほどの湯冷ましにする
- 湯のみの湯冷ましを急須に注ぐ
- 40秒ほど茶葉を蒸らしたら、急須を軽く2度~3度回す
- 新茶を数回に分けて湯のみに注ぐ
1. 新茶の美味しい入れ方とは?まずは茶葉の特徴を確認しよう

新茶は立春から八十八夜目の前後に摘み取られたお茶のことで、日本茶の旬のことだ。新茶の季節は産地によって異なるが、4月~5月に摘み取られることが多い。摘み取られた新茶は早く消費する方がよいとされ、すぐに出荷される。新茶は爽やかな香りと味が特徴で、お茶の初物としても人気だ。
2. 新茶の美味しい入れ方3つのコツ

新茶の香りや味をより感じるためには、入れ方のコツを押さえておくのがおすすめだ。覚えておきたい美味しい新茶の入れ方をみてみよう。
1:茶葉は1人分でティースプーン2杯が目安
新茶の茶葉は1人分あたりティースプーン2杯が目安だ。やや多めに入れると味わいが深くなる。
2:お湯の温度は70度~80度
新茶を美味しく入れるには、お湯の温度も大切だ。お湯の温度を70度~80度で入れると、爽やかな香りとほどよい苦味が楽しめる。沸騰した熱めのお湯で入れると渋みのある味わいになり、湯冷ましで入れると旨みの多い味わいになるので、好みに合わせてお湯の温度を変えるのもいいだろう。
3:抽出時間は短め
新茶の抽出時間は短めで、40秒が目安だ。
3. 新茶の美味しい入れ方の手順

新茶の美味しい入れ方のコツを知ったら、入れる前に準備するものと手順についてチェックしてみよう。
準備するもの
新茶の入れ方
お湯を一度湯のみに注ぐことで湯のみを温めたり、お茶に適した温度の湯冷ましにしたりする効果が期待できる。また、急須を軽く回すことで、茶葉がしっかり開くので味がしっかり出る。新茶は最後の一滴まで旨みが凝縮されているので、しっかり注ぎ切るようにしよう。
結論
限られた時期だけ楽しめる新茶は、爽やかな香りとほどよい苦みが新緑の季節を感じさせてくれる。そんな新茶だからこそ、美味しく入れるコツを押さえ、丁寧に入れて味わってもらいたい。入れるお湯の温度によって味の変化も楽しめるので、自分好みの温度で新茶を入れてみよう。
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。