目次
1. 炭酸飲料の炭酸が抜けないおすすめの裏技

ペットボトルに入った炭酸飲料の炭酸が抜けないおすすめの裏技、ひとつめは炭酸飲料の仕組みを理解することが重要だ。早速みていこう。
小さい容器に移す
ペットボトルに入った炭酸飲料は、キャップを開けた瞬間から炭酸が抜けていく。そもそも炭酸飲料とは炭酸ガスを含んだ清涼飲料水のことである。生成時に強い圧力をかけて、液体に二酸化炭素を溶かすことで炭酸ガスとなる。キャップを開ける前は密封状態だが、一度開けると圧力が下がり、炭酸ガスが二酸化炭素へと変化してしまい、炭酸が抜けたと感じるようになる。
1Lや1.5Lなど大きめのペットボトルに入った炭酸飲料は、一度に飲み切るのが難しい場合も多い。すると、液体のない部分が増える=気体の体積が大きくなってしまう。結果、どんどん炭酸が抜けていってしまうのだ。長持ちさせるためには、より気体の体積が小さくなる小さめのボトルに移すという方法がある。移し変えるときのポイントは、素早く、そして静かに行うこと。勢いよくやればやるほど、さらに炭酸が抜けてしまう可能性が高い。また、体積を減らすべく、ペットボトルを潰すという人もいるようだが、こちらは理論上は炭酸が抜けにくくなるが実際には、あまり効果が感じられない。
2. 炭酸飲料の炭酸が抜けない簡単な裏技

1Lや1.5Lなど大きめのペットボトルの炭酸飲料であれば、上記のように小さいペットボトルに移す方法もあるが、そもそも500mlのペットボトルの場合はそうもいかない。また「移し変えるのは面倒...」という人もいるだろう。ここではより簡単な炭酸が抜けない方法をレクチャーしていこう。
冷蔵庫にすぐ入れる
炭酸ガスは温度上昇により、気体になりやすいとされている。このため、冷蔵庫で冷やしておくだけで常温に置いておくよりは炭酸が抜けにくくなる。これなら、誰にでもできそうだ。
またキャップを一度開けたペットボトルの場合は、冷蔵庫内で逆さにしておくことでさらに炭酸が抜けにくくなる。逆さにするとペットボトルの底部分が空洞になり、気体が集まる。一方キャップ側は液体で満たされるので、空気が抜ける隙がなくなる。このため、炭酸が抜けにくくなるのだ。
ちなみに炭酸飲料を常温の状態で開けると炭酸ガスが一気に放出され、炭酸が抜けたように感じる。炭酸が抜けるのを防ぎたい人は、炭酸飲料を常に冷蔵庫で保存するのがおすすめだ。
3. 炭酸飲料の炭酸が抜けない見逃しがちな裏技

炭酸飲料はなるべく、容器の空洞をなくすこと、そして逆さにして冷やすことで炭酸が抜けにくくなる。しかし、ここでご紹介する見逃しがちな裏技を死守しなければ、どちらの状態においても炭酸がどんどん抜けていってしまう。必ず守りたい見逃しがちな裏技とは?
キャップをしっかり閉める
見逃しがちだが、まずはキャップをしっかり閉めることが基本である。きつく閉めれば、閉めるほど空気が入ったり、抜けたりする隙がなくなるので、その分炭酸が抜けにくくなるのだ。
結論
どんな裏技を使うにしても、まずはキャップをしっかり閉めるというのが基本である。その上で中身の液体にあったサイズの容器に入れ替えること、きちんと冷やした状態で置いておくことが重要だ。一度開けた炭酸飲料はどうしても炭酸が抜けていってしまう。しかし、ちょっとした工夫で炭酸が長持ちするのも事実である。ぜひ裏技を活用してみてほしい。
調理師名:新江友基
経歴:調理学校を卒業と同時に調理師免許を取得。その後、カフェ、レストラン、居酒屋などさまざまな飲食店で調理業務やメニュー開発に携わる。現在は、過去の経験から得た知識を活かし、食に関する記事の監修を担当している。