- 1. 吉野家の牛丼を再現できる隠し味1:ダシダ
- 2. 吉野家の牛丼を再現できる隠し味2:3種の出汁
- 3. 吉野家の牛丼を再現できる隠し味3:白ワイン
- 4. 吉野家の牛丼を再現できる隠し味4:カラメル
- 5. 隠し味だけでなく牛肉も重要!吉野家再現のための選び方
1. 吉野家の牛丼を再現できる隠し味1:ダシダ
自宅で吉野家の牛丼を再現する人気レシピに多く使われている隠し味のひとつが「ダシダ」だ。聞きなじみがないかもしれないが、ダシダとは牛肉のエキスの中に玉ねぎやにんにくなど素材の風味が溶け込んだ韓国の粉末調味料のこと。魚介ダシダと牛ダシダがあるが、吉野家の牛丼を再現するには牛の香りがより強い牛ダシダを使うのがポイントだ。吉野家の牛丼特有の、牛肉と玉ねぎを煮込んだ深みのあるタレが簡単に再現できる。
ダシダはハンバーグの下味や野菜炒めなどに使える万能調味料なので、吉野家の牛丼を再現するためだけに買ったとしても、ほかにさまざまな使いどころがある。
2. 吉野家の牛丼を再現できる隠し味2:3種の出汁
吉野家の牛丼を再現するにあたって、かつお出汁、昆布出汁、中華出汁といった3種の顆粒出汁を隠し味として使用するレシピもある。
2人前の牛丼を作る際、水350mlに対してかつお出汁小さじ2、昆布出汁小さじ1、中華出汁小さじ1を隠し味として入れる。そうすることで、吉野家の牛丼の味わい深さやさっぱりとした味付けに近づくのだ。
中華出汁は鶏がらスープと違い、豚や牡蠣などいろいろな素材の味がベースとなっているため、それだけでしっかりとコクが出る。中華出汁を入れるのが、吉野家の牛丼を食べた後に残る牛の煮込まれた脂っぽい味を自宅で再現するコツだ。
3. 吉野家の牛丼を再現できる隠し味3:白ワイン
白ワインも、吉野家の牛丼を再現する際によく使われる隠し味だ。白ワインは赤ワインと違い、ブドウの皮を取り除いた実の部分だけを絞った果汁を発酵させて作る。吉野家のタレは白ワインをベースに作られているともいわれており、人気の吉野家の牛丼を再現するレシピでも白ワイン大さじ2程度を加えることでフルーティーな香りを再現している。
高級なものではなくてもよいので、吉野家秘伝のタレのベースとなっている白ワインの味を感じてみよう。
4. 吉野家の牛丼を再現できる隠し味4:カラメル
吉野家の牛丼を再現する際、意外な隠し味として使われているのがカラメルだ。カラメルとは水と砂糖を煮詰めたものを指す。
カラメルの作り方は簡単で、フライパンに水と砂糖を1:1の割合で入れて火にかけるだけ。焦がさないように注意しながら、とろみのあるキャラメル色になるまで加熱するのがコツだ。
牛丼のタレにカラメルを活用することでタレにコクと深みが出て、吉野家の牛丼独特の甘みに近づけることができる。
5. 隠し味だけでなく牛肉も重要!吉野家再現のための選び方
隠し味だけでなく、吉野家の牛丼を再現するには牛肉選びも重要なポイントとなる。吉野家で使われている牛肉は、赤身と脂身のバランスが6:4のショートプレートという部位。甘みと旨みが多く、比較的柔らかいことが特徴の肉だ。
吉野家の牛丼のタレが再現できていても、材料である肉の噛みごたえや後味が違えば、牛丼の味も変わってくるだろう。国産牛肉は上品な味わいになりすぎるので、自宅で再現する場合はアメリカ産で脂身の多い牛バラ肉を使うのがコツだ。
吉野家で牛肉を仕込む際は、肉をほぐしてから使っている。再現する際もほぐして使える厚みのない肉を使うと、より吉野家に近い牛丼に仕上がるだろう。
結論
吉野家の牛丼を再現するのにおすすめの隠し味を4選、さらに用いる牛肉のポイントについても紹介した。吉野家のこだわりが詰まった牛丼を自宅で再現できるかどうかは、食べてみてからのお楽しみだ。隠し味は少量ずつしか使用しないが、余った調味料はどれもほかの料理に活用できるものばかりだ。吉野家の牛丼を自宅で作った際は、本家・吉野家の牛丼を隣に置いて食べ比べてみてはいかがだろうか。
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。