目次
- 1. パックご飯が美味しくなる方法1:必ず加熱する
- 2. パックご飯が美味しくなる方法2:加熱前に水にくぐらせる
- 3. パックご飯が美味しくなる方法3:しっかりほぐす
- 4. パックご飯が美味しくなる方法4:アレンジして食べる
1. パックご飯が美味しくなる方法1:必ず加熱する

時間がないときなどに便利な、レトルト食品の定番であるパックご飯。非常食として保存する人も多いが、パックご飯を食べるときは基本的に加熱が必要だ。
パックご飯を加熱せずそのまま食べても美味しくない。その理由はお米に含まれるデンプンにある。炊飯前のデンプンは硬くまずいため消化できないが、加熱すると糊化して消化できる状態になり、美味しく食べられる。加熱していないパックご飯を食べると胃腸に負担がかかって消化にも悪く美味しくないため、必ず加熱して食べてほしい。
温める際は、パッケージに記載されている加熱時間とワット数を確認して、電子レンジで加熱しよう。時間通り加熱しても温めムラができてしまったら、全体を1回かき混ぜて様子を見ながら少しずつ加熱するのがおすすめだ。
災害時の停電やキャンプなどのアウトドアで電気が使えない場合は、湯煎してもOKだ。やり方は簡単で、フィルムははがさずに沸騰した鍋の中にフィルムを上にした状態で入れ、15分ほど温めたらできあがりだ。
パックご飯が美味しくなる方法として、もしものときのために覚えておいて損はないだろう。
2. パックご飯が美味しくなる方法2:加熱前に水にくぐらせる

パックご飯がまずいと感じる理由のひとつに、硬いからという人もいるだろう。パックご飯は炊飯器で炊いたご飯よりも硬めなのが特徴で、柔らかいご飯が好みの人にとっては苦手な食感に感じるかもしれない。また、保存時の置き方や温度によっても、水分にムラができやすく硬いご飯になるため、温度差があまりない場所で水平に置き、常温で保存することをおすすめする。
パックご飯を柔らかくする方法は簡単だ。加熱する前にパックご飯の中に水を入れ、余分な水を捨ててから電子レンジで加熱しよう。お米に水分が付くことで蒸され、柔らかいご飯に仕上がる。
3. パックご飯が美味しくなる方法3:しっかりほぐす

パックご飯が美味しくなる方法として、加熱後にしっかりほぐすことも重要だ。パックご飯は包装されるときにどうしても固まってしまう場合が多いため、加熱後は全体をしっかりほぐすと美味しくなる。艶がありふっくらしたご飯に仕上げたいなら、電子レンジで加熱した後、フィルムをはがさずそのままひっくり返して1分待つのもおすすめだ。
レトルトのパックご飯はプラスチック容器に入っているため、容器に由来するにおいなどがお米に移り、お米本来の美味しいにおいが感じられない。温めた後にしっかり全体をほぐすことで、独特のにおいも気にならなくなり美味しいご飯を楽しめるだろう。
4. パックご飯が美味しくなる方法4:アレンジして食べる

電子レンジで温めたパックご飯をそのまま食べるのが苦手だという人は、アレンジすると食べやすくなるだろう。
パックご飯の硬い食感が苦手なら、加熱後のパックご飯をそのままフライパンで炒めてチャーハンにアレンジしてみよう。パックご飯が持つパラパラ感を活かせるので、美味しいチャーハンができあがる。味付けをしっかりすることで、パックご飯のにおいも軽減されるためおすすめだ。
また、雑炊やクッパへのアレンジも、ご飯が柔らかくなり食べやすくなる方法のひとつなので試してほしい。パックご飯をそのまま鍋に入れて調理できるところが嬉しいポイントだ。
そのほかにもチキンライスやオムライス、カレーライスにアレンジすれば、食感やにおいなどを気にせず美味しく食べられるだろう。
結論
パックご飯を美味しくする方法の基本は、必ず加熱することだ。パックご飯は硬い仕上がりになる場合が多いため、水分を含ませること、しっかりほぐすことで美味しく食べられる。また、パックご飯特有の硬さとにおいを軽減させたいのなら、チャーハンやカレーにアレンジするのもおすすめだ。災害用に保存していたパックご飯の賞味期限が近くなったときや、時間がないときなどに美味しく手軽に楽しんでほしい。
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。