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ピーマン

ピーマンを長期保存する方法!4つのやり方と長持ちさせるコツを紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:調理師 新江友基(あらえゆうき)

鉛筆アイコン 2023年6月16日

苦みがあるため子どもにはなかなか好まれないが、さまざまな料理に使える万能な野菜のピーマン。ピーマンを保存していたら、乾燥してシワシワになってしまったり腐らせてしまったりしたことはないだろうか。今回は、ピーマンの長期保存方法を紹介する。あっと驚く保存方法も紹介するのでぜひ参考にしてほしい。

  

1. ピーマンを冷蔵で長期保存する

ピーマン
ピーマンは冷蔵で保存すると、約3週間鮮度を保つことができる。ピーマンを冷蔵保存するときのポイントを紹介しよう。

冷蔵保存の仕方

水でよく洗ったピーマンをペーパータオルで拭く。水気が残っていると腐りやすくなるため、水気をしっかり拭きとるようにしよう。ピーマンをひとつずつペーパータオルで包む。包んだピーマンをポリ袋に入れ、通気性をよくするため口をゆるめに閉めて野菜室で保存する。個包装にすることで、ピーマンの傷みが別の野菜に移ってしまうのを防げるのだ。
カットしたピーマンも冷蔵で保存することが可能だ。半分にカットしたピーマンのヘタ、種、ワタを取り除いたらひとつずつラップで包み、冷蔵用ジッパー付き保存袋に入れて密閉保存しよう。カットしていないものに比べると傷みが早いため、2~3日で使い切ることをおすすめする。

2. ピーマンを冷凍で長期保存する

ピーマン
ピーマンを冷凍保存する方法を紹介しよう。ピーマンは冷凍で約1カ月保存できるようになるため、長期保存したいときにおすすめだ。

冷凍保存の仕方

ピーマンはまるごと冷凍することができる。水でよく洗ったピーマンをペーパータオルで拭き、ひとつずつラップに包んだら冷凍保存用袋に入れて冷凍室で保存しよう。
ピーマンを冷凍する前に使いやすい大きさにカットしておくのもおすすめだ。よく洗い、ヘタと種を取り除いたら1.5cm幅に長細くカットしよう。ペーパータオルで水気を拭きとったら、重ならないように平らにして冷凍用保存袋に入れる。冷凍したピーマンをスープや炒め物に使用する場合は、解凍せず凍ったまま調理が可能だ。おひたしなどの和え物にする場合は、前日に冷蔵庫に移して自然解凍してから使用しよう。
また、よりピーマンを長持ちさせたい場合は一度加熱してから冷凍すると、より保存性を高められる。ピーマンを油で炒めるか電子レンジで加熱し、しっかりと冷ましたあと余分な水分をペーパータオルで拭きとる。重ならないよう平らにして冷凍用保存袋に入れ冷凍庫で保存するとよい。

3. ピーマンを乾燥させて長期保存する

ピーマン
ピーマンは干して乾燥させると、長期保存が可能になる。乾燥させることで甘みが増すため、ピーマン特有の苦みを感じにくくなり、栄養価も高まるのでおすすめの保存方法だ。ピーマンを乾燥させる方法を詳しく紹介しよう。

乾燥の仕方

ピーマンを乾燥させるには、天日干し、オーブン、電子レンジを使用した3通りの方法がある。天日干しをする場合は、ピーマンを細切りにしペーパータオルで水気を拭きとり、ザルに重ならないよう並べる。晴れた日の午前10時から午後3時までの時間帯に2日ほど天日干しをする。天日干ししたピーマンは、生ピーマンとは異なるパリパリとした食感を楽しめる。
オーブンで乾燥させる場合は、クッキングシートを敷いた鉄板を用意する。天日干しと同様に細切りにして水気を拭きとったピーマンを鉄板の上に並べ、100~110度で約20~30分ゆっくりと加熱する。乾燥が足りなかったら様子を見ながらさらに加熱しよう。
電子レンジを使用して乾燥させる場合は、耐熱皿の上にキッチンペーパーを敷き、その上に細切りにして水気を拭きとったピーマンを並べる。600wで約5~8分加熱したら乾燥ピーマンの完成だ。電子レンジを使った方法が最も手軽で時短だが、ピーマンが燃えたり焦げたりする可能性がある。電子レンジ内の様子をこまめに確認しながら乾燥させるようにしよう。
完全に水分が抜けたカラカラな状態のピーマンはジッパー付き保存袋に入れて冷暗所で保存し、ある程度水分が残っている半生状態のピーマンは、保存袋に入れて冷蔵か冷凍で保存しよう。

4. ピーマンを漬けて長期保存する

空で開いたガラスのタッパーウェア
ピーマンを漬けて保存食として長期保存させる方法もある。ピーマンを塩や醤油、味噌に漬けることで、ピーマンが酸化したり微生物が繁殖したりするのを防いでくれる。また、濃いめの味付けで、ごはんのお供にぴったりな一品に大変身するのでぜひ試してほしい。

漬け方

ピーマンを醤油漬けにしてみよう。ピーマンを細切りにし水気を拭きとる。醤油、酒、みりんの割合が1:1:1の漬けだれを作り、タッパーなどの密閉容器でピーマンがしっかりと漬けだれに漬かるように入れたら冷蔵庫で保管する。
ピーマンの味噌漬けを作る場合も、細切りにしたピーマンの水気をしっかり拭きとる。味噌、酢、みりんの割合が4:1:1の漬けだれを作り、密閉容器に入れピーマン全体に味噌を絡めて冷蔵庫で保存する。
ピーマンとししとうを一緒に味噌で漬けるとお酒のつまみにもなる。ピーマン5個をそれぞれ縦半分にカットしたらジッパー付き保存袋に入れる。味噌大さじ6、酒大さじ2を入れ袋の上からもんでピーマンとなじませたら、ししとうを5本入れて完成だ。
ピーマンのガーリック醤油漬けは、にんにくのパンチとピーマンのシャキシャキとした食感が病みつきになる一品なのでぜひ作ってみてほしい。ピーマン4~5個を5㎜幅の千切りにする。にんにくの皮をむき、薄切りにしたら清潔にした保存容器にピーマンと一緒に入れる。醤油大さじ1を回しかけ、軽く混ぜて全体をなじませる。冷蔵庫で30分以上置いたらできあがりだ。

結論

ピーマンを長期保存する方法を紹介した。ピーマンを細長くカットしてから冷凍保存しておくと、調理の際に使いやすくなるのでおすすめだ。また、醤油漬けや味噌漬けにして保存することでごはんのお供にぴったりなおかずになる。ピーマンを腐らせてしまった経験がある人は、今回紹介した方法をぜひ試してほしい。

調理師名:新江友基

経歴:調理学校を卒業と同時に調理師免許を取得。その後、カフェ、レストラン、居酒屋などさまざまな飲食店で調理業務やメニュー開発に携わる。現在は、過去の経験から得た知識を活かし、食に関する記事の監修を担当している。
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  • 更新日:

    2023年6月16日

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