目次
- 下茹でしたカリフラワーをざるにあけて冷まし、水気を切って小房に分ける
- 完全に冷めたら冷凍用保存袋に入れる
- 袋の空気を抜き、できるだけ平らにして密封する
- 冷凍庫に入れる
- 凍ったまま加熱調理(煮込み料理、グラタンなど)
- 凍ったまま漬け込みながら自然解凍(ピクルスなど)
- 冷蔵庫で自然解凍(サラダなど)
- 凍ったまま加熱調理(自然解凍は食感や味が悪くなるため不向き)
1. カリフラワー長持ち保存の裏技と下茹で

カリフラワーは基本的には冷蔵保存する野菜だが、保存期間が長引くと鮮度が落ち、味や品質が劣化、さらには栄養も低下してしまう。そのため、長持ちさせるにはサッと下茹でしてから保存するのがおすすめだ。茹でたカリフラワーは冷蔵庫で3~4日ほど保存可能で、茹でずに冷蔵保存するよりも日持ちさせることができる。裏技を使った茹で方で、きれいな白色をキープしながらカリフラワー長持ち保存を目指そう。
レモンがポイント
カリフラワーを茹でる際に、お湯にレモンの輪切りかレモン汁を加えることで、黄変を防ぎきれいな色に仕上げることができる。レモンは酢で代用することも可能だ。
カリフラワーはやわらかいため、鍋にたっぷりの湯を沸かしてまるごと茹で、冷めてから小房に切り分けたほうが崩れにくい。湯切りをしたら水にさらさずにそのまま冷まそう。余熱でも火が通るため、うちわなどであおぎながら熱を逃がすとよい。
小房に分けてから茹でる場合は、フライパンに深さ2cmほどの水を入れ、鍋で茹でる場合と同様にレモン汁を加えてサッと茹でよう。
2. カリフラワー長持ち保存の裏技

カリフラワーを下茹でして冷蔵すれば、3~4日程度保存できる。それ以上日持ちさせたい場合は、冷凍保存がおすすめだ。ただし鮮度が落ちた状態から冷凍しても品質はキープできないため、冷凍する場合は購入後はなるべく早い段階で処理しよう。
冷凍保存がおすすめ
まずは冷蔵保存と同様に、レモン汁を加えた熱湯で硬めに下茹でする。そうすることで、冷凍保存中も変色を防ぐことができる。下茹でしたカリフラワーは下記の手順で冷凍しよう。
冷凍する際は、金属製のトレイなどにのせると短時間で凍るため、より鮮度を保ちやすい。適切な方法で冷凍したカリフラワーは、1か月ほど保存できる。
【生のまま冷凍してもOK】
カリフラワーの長持ち冷凍保存は、生のままでも可能だ。その場合はまず、小房に分けてよく洗い、キッチンペーパーで水気をよくふき取っておこう。その後、下茹でする場合と同様に保存袋に入れて冷凍しよう。保存期間は3週間程度が目安となる。
3. カリフラワー長持ち保存の裏技と解凍方法

カリフラワーの長持ち保存に最適な方法は冷凍保存だが、解凍の仕方を間違えてしまうと美味しさが失われてしまう。裏技により品質をキープしつつ、保存したカリフラワーを無駄にしないためにも、適切な解凍方法をおさえておこう。
解凍方法と使い方
冷凍カリフラワーは、下茹での有無で適した解凍方法が異なる。とくに、生のまま冷凍保存したカリフラワーは、自然解凍に不向きなため注意が必要だ。
【下茹で後冷凍したカリフラワー】
【生のまま冷凍したカリフラワー】
結論
カリフラワーの長持ち保存には、下茹でして冷蔵、または冷凍する方法がおすすめだ。黄変を防ぎきれいな白色を保つには、下茹での際にレモンを使う裏技を実践するとよい。冷凍保存する場合は下茹でなしでもよいが、必ず凍ったまま加熱調理して使おう。日持ちしないカリフラワーだが、裏技を使えば長持ちさせることができるので、ぜひ試してみてほしい。
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。