目次
- 菜の花の茎の断面が汚れている部分を包丁で切り落とす
- ボウルに水を入れて、菜の花を水に浸して洗う
- 最後に流水に当てて菜の花を綺麗に洗い流して水気を切る
- 鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を入れる
- 菜の花の茎の太い下の部分を湯に浸して茹でる
- 茎の部分がある程度茹で上がったら、菜の花全体を湯に浸して茹でる
- 茹で上がった菜の花を取り出し、ボウルに用意したたっぷりの冷水に浸す
- 水気を切って、食べやすい大きさにカットする
- 洗った菜の花を茎と葉、つぼみに分けて切る
- 耐熱ボウルに菜の花を入れてラップをする
- 電子レンジで1分30秒ほど加熱する
- 冷水に菜の花を浸す
- 水気を絞る
1. 菜の花の下処理方法:基本の洗い方

春を感じる野菜である菜の花の下処理はまず洗い方だ。基本となる葉の花の洗い方をみてみよう。
菜の花はつぼみや葉の付け根に汚れや泥がついていることがある。とくに汚れがひどい場合は、ボウルの水に浸して汚れをしっかり浮かせてから、流水で洗い流すと綺麗になる。
2. 菜の花の下処理方法:基本の茹で方

菜の花を綺麗に洗ったら、料理に使う前に下茹でを行う必要がある。菜の花の茹で方のポイントをチェックしてみよう。
菜の花の茹で方のポイント
菜の花は、茎の部分とつぼみの部分では、茹で時間が異なる。菜の花を美味しく茹でるポイントをみてみよう。
菜の花は時間差をつけて茹でる
菜の花は、全ての部位が均一の太さではないので、時間差をつけて茹でるのがポイントだ。時間差をつけることで、火の通りが均一になる。
たっぷりのお湯で塩茹でにする
菜の花を茹でるときは、たっぷりのお湯で塩茹でするようにしたい。菜の花全体が浸るぐらいの湯が好ましい。また、塩茹でにすることで菜の花のアクが取れ、苦味が和らぎ、鮮やかな緑色に仕上がる。
菜の花を茹でる手順
つぼみのみが切り取られて売られているタイプの菜の花であれば、上半分と下半分とで茹で時間に差をつける必要はない。しかし、茎の部分が長い菜の花の場合は、上記のように茎の部分の茹で時間を長めにするといいだろう。
菜の花の茹で時間の目安
茎が短く柔らかい菜の花の場合は、茎の茹で時間が40秒、全体で40秒の計80秒ほど茹でる。一方、茎が長かったり太かったりする菜の花の場合は、茎の茹で時間を通常よりも長い1分にするといいだろう。
3. 菜の花の下処理:レンジで加熱する方法

菜の花はレンジを使って茹でることもできる。簡単にできるレンジでの加熱方法をみてみよう。
菜の花は、部位によって火の通りやすさが違うので、耐熱ボウルに入れるときは、火の通りにくい茎を下にし、その上につぼみ、葉の順に入れるようにしよう。
4. 菜の花の下処理:天ぷらにするときの下処理

菜の花は天ぷらにすると、サクッとした食感とほろ苦い味わいが美味だ。そんな菜の花の天ぷらをするときは、下茹では行わないほうがおすすめだ。菜の花を洗い、水気をしっかり拭き取ってから、衣をつけて揚げるようにしたい。
結論
菜の花を茹でる際は、全部を一度に茹でるのではなく、部位に合わせて時間差をつけて茹でるのが美味しく仕上げる秘訣だ。また、塩茹でにすることで苦味が和らぎ彩りのよい仕上がりになる。ちょっとしたポイントを押さえて下処理することで、より美味しく菜の花を味わうことができるだろう。
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。