目次
1. 小麦粉の虫がわかない正しい保存方法:短期なら常温で保存

小麦粉は基本的には温度差の少ない常温保存がおすすめだ。常温保存は短期保存のみで、間違えた保存方法を行うと虫やダニが発生してしまうことがあるので、注意が必要になる。
密閉容器に入れ冷暗所で保存する
小麦粉を常温保存するなら、虫やダニの侵入を防ぐために密閉容器に入れ、冷暗所で保存することが大切だ。保管する場所の温度は20度以下で湿度が50%以下になるようにしたい。
常温の保存期間は1~2か月が目安
開封後の小麦粉を常温保存する場合は、1~2か月を目安に使い切るようにしたい。未開封の場合は、パッケージに記載のある賞味期限を参考にしよう。小麦粉は空気に触れると品質や風味が落ち、カビやダニなどが発生しやすくなってしまうので、早めに使い切るように注意しよう。
2. 小麦粉の虫がわかない正しい保存方法:夏は冷蔵庫で保存

小麦粉は高温多湿を嫌うので、夏は常温ではなく冷蔵庫で保存するのがおすすめだ。冷蔵庫での正しい保存方法をみてみよう。
冷蔵庫保存はカビのリスクに注意
気温の高い夏や湿気の多い梅雨時期は、一定の温度や湿度に保たれる冷蔵庫で保存するのもいいだろう。しかし小麦粉は冷蔵庫の出し入れによる温度変化の結露により、カビが発生しやすくなるので、できるだけ冷暗所で常温保存するのが適している。
小麦粉を冷蔵庫で保存する方法
冷蔵庫で小麦粉を保存する際は、密閉性のある容器に入れ、匂いのある食材の近くに置かないようにしよう。また、冷蔵庫のドアポケット付近は冷蔵庫の開閉で温度変化が大きくなるので、できるだけ奥の方に保管するようにしたい。
冷蔵でも保存期間の目安は1~2か月
冷蔵庫に保管した小麦粉は1~2か月を目安に使い切るようにしたい。これは常温保存の際と同じだ。冷蔵庫に入れたからといって、長持ちするのではなく、品質を保つためにも早めに使い切ることが大切だ。また、開封前の小麦粉の場合は冷蔵庫ではなく常温保存するようにしたい。
3. 小麦粉の虫がわかない正しい保存方法:長期なら冷凍庫で保存

どうしても使いきれない場合は、小麦粉を冷凍保存することもできる。しかし冷凍庫は冷蔵庫よりも結露が発生しやすく、虫は防げてもカビが発生しやすいので、注意が必要だ。
小麦粉は小分けにして冷凍保存する
小麦粉は冷凍しても固まらずサラサラとした状態を保つことができる。そのため、使いきれない場合は、小分けにして冷凍保存しておくのがいいだろう。小分けにした小麦粉は、密閉容器に入れてから冷凍庫に入れる。
冷凍の保存期間の目安は6か月
開封後の小麦粉は冷凍保存することで6か月ほど保存できる。常温や冷凍よりも長期保存が可能なので、使いきれない小麦粉は早めに冷凍しておくのがおすすめだ。また、開封前の小麦粉の場合は、冷凍するのではなく常温で保存するようにしよう。
結論
使いかけの小麦粉は保存方法を間違えると、虫やカビなどが発生してしまう。小麦粉は基本的には温度変化に弱いので、冷暗所での常温保存がおすすめだ。しかし、夏場やすぐに使いきれない場合は、冷蔵庫や冷凍庫で保存することができる。冷蔵庫や冷蔵庫での保存は結露が発生しやすくカビの原因にもなるので、注意が必要だ。
監修管理栄養士:小林里穂
経歴:管理栄養士養成施設を卒業後、栄養士資格・管理栄養士資格・栄養教諭資格を取得。学校給食センターでの勤務時に小・中学生に食育を実施した経験を活かし、栄養分野の記事執筆・監修を中心に活動中。