「カルボナーラ」がびっくりするほどウマくなる…！隠し味に使う【意外な調味料】とは

せっかくカルボナーラを食べるなら、レストランで味わうような本格的な一品を堪能したいものだ。カルボナーラの隠し味としておすすめの調味料のひとつが、しょうゆだ。

カルボナーラは生クリームを使用するため、食べすすめるにつれて途中からくどく感じたり、最後の方は味に飽きたりしがちだ。これを解決するのにおすすめの方法が、隠し味に少しだけしょうゆを加えること。しょうゆを加えると一気に高級感がアップする。イタリア料理としてはルール違反といわれているが、日本人の口には相性がいい。

カルボナーラのみならず、しょうゆはいろいろなパスタに隠し味として効果的だ。とくに生クリーム系とオリーブオイル系のパスタにはおすすめ。もし生クリームがなければ、牛乳やコーヒーフレッシュで代用可能だ。ちなみにカルボナーラのようなソースの濃度が高いパスタは、スパゲッティがやわらかだと味が締まらないので、少し硬めに茹でること。オイル系のようなソースの濃度が低いパスタは、少しやわらかめのスパゲッティが相性がいい。

カルボナーラの隠し味におすすめの調味料のひとつが味噌だ。味噌ならではのまろやかでコクのある味のソースが、スパゲッティと絡んで美味しい。

作り方はベーコンを約2cm幅に切り、にんにくを木べらや包丁をあてて上から押しつぶし、芯を取って薄切りにする。鍋にお湯を沸かして塩を加え、中火でスパゲッティを袋に表示されている時間より1分短めに茹でてザルにあける。フライパンに油を入れて熱し、ベーコンとにんにくを加えて中火で炒める。味噌を伸ばすようにして溶かし入れる。全体がなじんだら、スパゲッティ、生クリームや牛乳、粉チーズを加えて絡める。最後に火を止めて卵黄を加え、全体がなじんだら器に盛り付けて、黒こしょうをふれば完成だ。

カルボナーラを食べるとき、カロリーが気になるという人もいるだろう。そんな人はスパゲッティの代わりに、しらたきで作ると大幅にカロリーダウンできる（※1,2）。

カルボナーラのソースの材料のひとつである卵は、和食の基本であるだしと相性がいい。隠し味におすすめの、だしを使ってカルボナーラを作る方法を紹介しよう。

たっぷりのお湯に塩を入れ、スパゲッティをパッケージに記載の表示時間より1分短く茹でる。フライパンに油を入れ、みじん切りにしたニンニクを入れて中火にかける。ふつふつとしてきたら、弱火にしてじっくりと炒める。目安は薄いきつね色になるまでだ。そこに1cm幅に切ったベーコンを加えて中火で炒める。フライパンにスパゲッティの茹で汁を入れ、お湯を切ったスパゲッティを加え、汁と絡めながら炒める。最後に生クリームと牛乳、卵黄、白だしを入れてしっかりと混ぜて、クリームが少しトロッとしたら完成だ。食べるとなめらかで、飲食店で提供されるカルボナーラのよう。だしの香りが効いており、ホッとする味わいを楽しめるのが特徴のひとつ。好みで温玉をアクセントにトッピングするのもありだ。

カルボナーラの隠し味におすすめの調味料を紹介した。 少しだけしょうゆを入れたり、味噌をとかし入れたり、白だしをプラスしたりすると、いつものカルボナーラがワンランクアップする。とはいえ好みがあるかもしれないので、いろいろと試して食べ比べてみるのもありだろう。

（参考文献）

※1出典:文部科学省「いも及びでん粉類/＜いも類＞/こんにゃく/しらたき｜日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

※2出典:文部科学省「穀類/こむぎ/［マカロニ・スパゲッティ類］/マカロニ・スパゲッティ/ゆで｜日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

経歴：管理栄養士養成施設を卒業後、栄養士資格・管理栄養士資格・栄養教諭資格を取得。学校給食センターでの勤務時に小・中学生に食育を実施した経験を活かし、栄養分野の記事執筆・監修を中心に活動中。