目次
- 1. 茶葉の正しい保存方法とは?基本のポイント
- 2. 茶葉の正しい保存方法:開封前なら冷凍庫で保存
- 3. 茶葉の正しい保存方法:開封後なら冷暗所で常温保存
- 4. 茶葉の正しい保存方法:開封後の冷蔵庫保存はNG
1. 茶葉の正しい保存方法とは?基本のポイント

緑茶などのお茶は、正しい保存方法を行わないとすぐに劣化してしまう。茶葉の保存方法の基本ポイントをみてみよう。
密閉容器に入れて保存する
開封した茶葉は空気にふれないようにしたり、ほかのにおいや香りがうつったりしないように密閉容器で保存しておくのがよいだろう。酸化したり湿気を吸収したりしないように乾燥剤や脱酸素剤を一緒に入れておくのもおすすめだ。
冷暗所で保存する
茶葉は直射日光の当たらない冷暗所で保管するようにしたい。冷蔵庫で保存する人もいるが、冷蔵庫だと急な温度変化で湿気てしまったり、ほかの食品のにおいが移ったりすることがあるので注意が必要だ。
開封後は早めに飲み切る
茶葉の香りや味を劣化させないためにも、開封後は早めに飲み切るようにしたい。だいたい2週間~1か月を目安に飲み切るようにしよう。
2. 茶葉の正しい保存方法:開封前なら冷凍庫で保存

開封前の茶葉は冷凍庫で保存するのがおすすめだ。開封するときは、飲む前日に冷凍庫から冷蔵庫などに移し、温度変化がゆっくりになるように工夫するといい。茶葉を冷凍保存する場合は、必ず開封前に行うようにしよう。
3. 茶葉の正しい保存方法:開封後なら冷暗所で常温保存

開封後の茶葉の場合は、冷暗所での常温保存が望ましい。常温保存する場合も、必ず密閉しておくことが大切だ。保存場所は風通しがよく、気温が一定の場所がよいだろう。茶葉は光が入ると色や味が劣化してしまうので、注意が必要だ。
4. 茶葉の正しい保存方法:開封後の冷蔵庫保存はNG

茶葉は開封直後から品質の低下が始まる。酸化が進むと味や香りが劣化してしまうので、とくに注意が必要だ。開封後の茶葉を冷蔵庫で保存する人は多いが、冷蔵庫内の急激な温度変化で結露や湿気による品質の低下を起こすことがある。もしも冷蔵庫で保存する場合は、しっかりと密閉したり常温に戻してから使ったりするようにしよう。また、開封後の茶葉を冷凍保存するのもおすすめできない。
結論
茶葉の正しい保存方法は開封前と後では異なる。開封前は冷凍保存するのがおすすめだが、開封後は冷暗所で常温保存するようにしたい。使いかけの食品は冷蔵庫で保存してしまいがちだが、冷蔵庫だと酸化や湿気が気になったり、ほかの食品の匂いが茶葉に移ったりすることがあるので注意しよう。
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。