目次
1. 腐った納豆の見分け方

まずは、腐った納豆の見分け方を紹介しよう。賞味期限を過ぎるとどうなるのかを解説しているので、ぜひ参考にしてみてほしい。
賞味期限を過ぎた納豆
賞味期限が過ぎた納豆は、風味が落ちたり臭いが強くなったりする。本来の美味しさが損なわれている可能性があるのだ。より色が茶色っぽくなりドロっとした状態になることもある。臭いが出て、食べるとシャリっとすることも。さらに、長く放置すると白い粒々が出てくることもあるため、チェックしてみてほしい。なお、大手食品メーカーでは賞味期限が切れた納豆を食べることは推奨していない。
2. 腐った納豆にしないためには

腐った納豆の見分け方が分かったところで、次は腐った納豆にしないための方法を見ていこう。
常温の再発酵
納豆は10℃以下の場所で保存するのが前提とされているため、常温で保存すると劣化してしまう。大豆のたんぱく質を納豆菌が分解し、アミノ酸に変えて納豆を作っているが、温度が高い場所だと菌が活発に活動するようになるのだ。その結果として、アンモニア臭がしたり、糸ひきが弱くなったりすることがある。そのため、常温での保存は避けるようにしよう。海外に持っていく場合は、フリーズドライなどにすることが多い。フリーズドライにすれば、常温でも保存可能だ。
3. 納豆の正しい保存方法

腐った納豆の見分け方や腐らせないための方法が分かったところで、納豆の正しい保存方法を見ていこう。
冷蔵と冷凍
納豆は、基本的に冷蔵庫で保存するのがおすすめだ。常温で保存すると菌の働きが活発になって、腐ったり傷んだりする可能性がある。そのため、必ず冷蔵庫で保存しよう。また、納豆は冷凍保存もできる。意外かもしれないが、長期保存したい場合には冷凍保存を活用してみよう。冷凍庫では納豆菌が動かなくなるため、長期的な保存ができるようになる。保存期間は1ヶ月程度が目安だが、早めに食べきるのが良いだろう。
結論
腐った納豆の見分け方は、臭いや見た目などで判断できると分かった。また、納豆は必ず冷蔵庫か冷凍庫で保存し、常温で放置しないようにしよう。長期で保存したいなら、冷凍庫で保存するのがおすすめだ。ぜひ本記事を参考に、より美味しく納豆を食べてみてほしい。
調理師名:新江友基
経歴:調理学校を卒業と同時に調理師免許を取得。その後、カフェ、レストラン、居酒屋などさまざまな飲食店で調理業務やメニュー開発に携わる。現在は、過去の経験から得た知識を活かし、食に関する記事の監修を担当している。