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ようかん

羊羹の数え方!単位の由来と日本伝来の歴史を詳しく紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年6月25日

和菓子の代表として広く親しまれている羊羹だが、数えるときの単位が気になったことはないだろうか。今回は、羊羹の数え方や単位の由来について紹介していこう。また、羊羹の歴史も併せて解説していくのでぜひ参考にしてみてほしい。

  

1. 羊羹の数え方

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早速、羊羹の数え方から解説していこう。

数え方

羊羹は1棹、2棹と数えられる。現代では、棒状ではなく小さい羊羹を購入する家庭が増えたため、1本や1個と数えることが多くなっているようだ。

2. 羊羹の数え方と由来

ようかん
羊羹の数え方の単位が分かったところで、今度は羊羹の数え方の由来を解説していこう。

数え方の由来

羊羹など棒状の形にして作るお菓子を棹物と呼ぶため、棹と数えるようになったと言われている。また、羊羹を固める型箱が船と呼ばれており、船を漕ぐには棹が必要という言葉遊びのような意味合いもあるのだろう。棹物という呼び方は江戸時代に伝わったもので、室町時代の資料によると「1折」「1包」「1籠」などの数え方があったようだ。

3. 羊羹の歴史と由来

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羊羹の数え方や単位の由来が分かったところで、今度は羊羹の歴史と由来を紹介していこう。

羊羹の歴史

羊羹には餡子が使われているため、日本発祥の和菓子と思う人も多いだろう。羊羹は中国発祥の食べ物で、もともとは羊の肉やゼラチンを使ったスープなのだ。日本に伝わったのは鎌倉から室町時代頃で、中国に留学した禅僧によってもたらされたものだ。しかし肉食が禁止されていた禅僧は、羊肉の代わりに小麦や小豆を使った料理を作ったと言われている。時とともに甘みが加わり、蒸羊羹が誕生した。江戸時代には現在と同じ寒天と餡を用いた羊羹が作られるようになったそうだ。日本独自の文化になった羊羹は現在中国にも伝わり「ヤンカン」と呼ばれ、日本と同じ材料で作られている。

結論

羊羹など棒状の形にして作るお菓子を棹物と呼ぶため、羊羹は1棹、2棹と数える。また、羊羹は日本発祥ではなく実は中国から伝わったもので、羊の肉やゼラチンを使ったスープ料理だったのだ。中国に留学した禅僧から日本に伝わったが、肉食が禁止されていたため羊肉の代わりに小麦や餡を使ったと言われている。

調理師名:新江友基

経歴:調理学校を卒業と同時に調理師免許を取得。その後、カフェ、レストラン、居酒屋などさまざまな飲食店で調理業務やメニュー開発に携わる。現在は、過去の経験から得た知識を活かし、食に関する記事の監修を担当している。
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  • 更新日:

    2023年6月25日

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