目次
1. ウニの数え方

ウニは殻の有無や商品として出荷される際に、数え方が変わるのをご存じだろうか。ここでは、ウニの数え方について解説していこう。
殻の有無と単位
ウニは基本的には「個」と数えるが、状態によって数え方が変化する。殻をかぶった状態では「壷」、殻から出すと「1房」や「1粒」と数えるのだ。商品として出荷されると「1折」や「1枚」と数え方が変化する。ちなみにウニの他にもマグロやイカなども状態によって呼び方が変わるのだ。イカは生き物として泳いでいる間は「匹」、水揚げされると「杯」になる。マグロも同様で生き物として泳いでいる間は「匹」、水揚げされると「本」、短冊状になると「柵」と呼ぶ。
2. ウニの特徴

ウニの数え方が分かったところで、今度はウニの特徴を解説していこう。
5角形の形
ウニは棘皮動物(きょくひどうぶつ)という種類に分類される。代表的なものにヒトデがおり、基本的に身体は5角形になっており、生殖巣(ウニの身)や歯も5本あるのだ。なお、普段食べているウニの身は、生殖巣と呼ばれ卵や精子を作るところだが、見ただけではどちらを食べているかは分からない。
3. ウニの年齢の数え方

ウニの数え方や特徴が分かったところで、今度はウニの年齢の数え方を紹介していこう。
殻の成長跡
ウニの殻は、多角形の殻板と呼ばれるものがくっついてできており、成長に伴って殻板が大きくなる。殻板には年輪のように成長の跡が作られ、顕微鏡を使い年齢を数えるのだ。
結論
ウニの数え方は、殻の有無や商品として出荷される際に数え方が変わる。基本的には「個」と数えるが、殻をかぶっている状態では「壷」、殻から出すと「1房」や「1粒」と、数え方が変化する。また、ウニの成長に伴って大きくなる殻板を顕微鏡で見ることで年齢を数えることも可能なのだ。この記事を読んで、ウニの数え方の参考にしてみてはいかがだろうか。
調理師名:新江友基
経歴:調理学校を卒業と同時に調理師免許を取得。その後、カフェ、レストラン、居酒屋などさまざまな飲食店で調理業務やメニュー開発に携わる。現在は、過去の経験から得た知識を活かし、食に関する記事の監修を担当している。