目次
1. 卵を長期保存できる裏技

購入した卵は基本的に冷蔵庫で保存するが、長期保存するにはさまざまなコツがあるのだ。ここでは、生卵を長期保存する裏技について解説しよう。
生卵の冷凍保存
生卵を長期保存するには、冷凍がおすすめだ。ただし、生卵を冷凍すると白身が膨張して殻にひびが入り中身が飛び出してしまう可能性がある。そのため、プラスチック容器やジッパー付きの袋などに入れるようにしよう。また、冷凍した生卵は解凍すると、黄身が箸でつまめるぐらいの弾力になり、クリーミーな味わいになるのだ。そのまま食べてもよいが、濃い味の卵かけご飯にしても美味しく食べられる。白身の部分は黄身と違いあまり変化はないが、黄身が変化してしまうため生卵として普通に料理するにはあまり向いていないのだ。スープや味噌汁などに入れて活用するのがよいだろう。
2. 卵の裏技長期保存と使い方

生卵を長期保存する裏技が分かったところで、今度は冷凍保存した生卵のおすすめの食べ方を紹介しよう。
おすすめの食べ方
冷凍した卵は温泉卵にして食べるのがおすすめだ。生卵で作るものとは違い卵黄は弾力があるためクリーミーな味わいで白身はとろとろとして美味しい。作り方は沸騰したお湯に冷凍卵を入れ、蓋をして約1分間茹でる。約1分間茹でたら火からおろして約5分おいておく。5分経ったら水に3~4分入れて冷やし、殻を剥いたら完成だ。
3. 卵料理を長期保存する方法

ここでは調理した卵を長期保存する方法について解説していこう。
冷凍方法とポイント
卵焼きや錦糸卵など調理済みの料理も、冷凍することで長期保存が可能なのだ。1回に使う分量を、ラップに包み小分けしてジッパー付きの袋に入れてから、なるべく空気を抜いて冷凍保存するのがポイント。冷凍しておけば、お弁当のおかずにも使えるため便利である。ただ、ゆで卵の場合は解凍すると白身がぼそぼそになるため、冷凍しないほうがよいだろう。やむを得ず冷凍する場合は、タルタルソースなどにして食感があまり気にならないようにするのがおすすめだ。
結論
生卵は冷凍することで長期保存が可能だ。しかし、生卵を冷凍すると白身が膨張して殻にひびが入るため、プラスチック容器やジッパー付きの袋などに入れるようにしよう。また、調理済みの卵焼きや錦糸卵なども冷凍することで長期保存が可能だ。ゆで卵だけは白身の食感が悪くなるので冷凍には向かない。この記事を読んで、卵を長期保存する際の参考にしてみてほしい。
調理師名:新江友基
経歴:調理学校を卒業と同時に調理師免許を取得。その後、カフェ、レストラン、居酒屋などさまざまな飲食店で調理業務やメニュー開発に携わる。現在は、過去の経験から得た知識を活かし、食に関する記事の監修を担当している。