目次
1. 牛乳を大量消費するおかずになる料理

牛乳を使ったおかずといえば、クリームシチューが定番だ。しかし、ほかにもさまざまな料理がある。献立に組みやすいおすすめのメインおかずや副菜、スープを紹介する。
まろやか濃厚おかず
【クリームシチュー】
牛乳を大量消費しやすいおかずで、具材を変えればアレンジも楽しめる。具材は鶏肉や人参、玉ねぎ、じゃがいもが定番だが、鮭やほうれん草、きのこなども合う。
【白菜のクリーム煮】
白菜ときのこ、ベーコンなどを牛乳で煮込む料理で、主菜にも副菜にもなる。水溶き片栗粉でとろみをつけ、醤油や鶏がらスープで味付けすれば、和食のおかずとしても食べられる。
【クリームコロッケ】
小麦粉やバターと牛乳を合わせて作った固めのホワイトソースで作るコロッケ。カニやエビなどのシーフードを具材にすると美味しい。多めに作って冷凍保存しておくのもおすすめだ。
【鶏肉のクリーム煮】
骨付きやぶつ切りの鶏もも肉を牛乳で煮込んでとろみをつけた料理で、おもてなしメニューにも向く。マッシュルームやしめじなどのきのこを加えると、風味が増す。
【クリームスープ】
牛乳でさまざまな食材を煮込んだ濃厚なスープで、コーンクリームスープが定番だ。ベーコンとじゃがいも、白菜ときのこなど、組み合わせを変えればアレンジも楽しめる。
【キッシュ】
牛乳、粉チーズなどを加えて混ぜ合わせた卵液を、パイ生地に流し入れて焼いたフランスの郷土料理。ほうれん草やベーコン、きのこなど好みの具材を入れる。切り分けて食べるパーティーメニューにもおすすめの料理だ。市販の冷凍パイシートを使うと簡単に作れる。
2. 牛乳を大量消費する主食になる料理

ランチメニューなどにおすすめなのが、牛乳を使った主食メニューだ。家族で食べれば一度に牛乳を大量消費できる。代表的なものを見ていこう。
パスタやリゾット
【グラタン】
茹でたマカロニやじゃがいものほか、鶏肉やシーフード、野菜など好みの具材とホワイトソースを和えて、チーズをかけて焼いた料理だ。具材によってさまざまな味を楽しめる。
【ドリア】
バターライスをグラタン皿に敷き、好みの具材とホワイトソース、チーズをのせて焼いた料理だ。ごはんを食べたいときにおすすめで、ミートソースともよく合う。
【クリームパスタ】
牛乳を使ったホワイトソースで作るパスタで、ベーコンや鶏肉、魚介類、きのこ、野菜などさまざまな具材と相性がよくアレンジしやすい。また、トマトソースを加えてトマトクリームパスタにするなど、味付けを変えても美味しい。
【ミルクリゾット】
一般的には生米をブイヨンなどで煮る料理だが、残ったごはんをスープと牛乳で煮るだけでも、美味しく作れる。ごはんを弱火でゆっくり煮て、チーズや鮭などを好みで加えよう。
【パンシチュー】
1斤や厚切りの食パンをくり抜いて、クリームシチューを詰めた料理。耐熱皿にシチューを入れてパイ生地をかぶせるパイシチューもおすすめだ。
3. 牛乳を大量消費するスイーツ料理

牛乳を使ったスイーツにも、さまざまな種類がある。牛乳を消費しやすく簡単に作れるおすすめのメニューを紹介する。
定番からアレンジスイーツ
【ミルク寒天】
牛乳とシロップや砂糖、寒天を合わせて作る冷たいお菓子で、牛乳パックを型にすると作りやすく、大量消費にもおすすめだ。みかんなど缶詰の果物をシロップごと使えば少ない材料で簡単に作れる。
【プリン】
卵、牛乳、砂糖を混ぜ合わせた卵液を型に入れ、茶碗蒸しの要領で蒸して作る。また、オーブンで焼く焼きプリンも美味しい。いずれも素朴な味わいが特徴だ。牛乳プリンの場合は、卵を使わず寒天やゼラチンを加えて冷やし固めよう。抹茶やココア、いちごソースなどを混ぜ込んでも美味しい。
【パンケーキ】
ホットケーキミックス、卵、牛乳で簡単に作れる定番スイーツだ。生地にバナナやりんごなどを混ぜ込んだり、トッピングをしたりとアレンジの幅も広い。
【蒸しパン】
パンケーキの生地を型に流し入れて蒸すだけでできる。子どものおやつにもぴったりで、さつまいもやレーズン、小豆などを混ぜ込んでも美味しい。
【フレンチトースト】
卵、牛乳、砂糖を混ぜ込んだ液にパンを浸してからフライパンで焼く。硬くなったパンを美味しくする定番料理でもある。パンを浸した状態で液体ごとオーブンで焼けば、パンプディングにアレンジできる。
結論
牛乳は、シチューやグラタンだけでなく、クリーム煮やパスタ、リゾットなどさまざまな料理に使える。また、牛乳寒天やプリンをはじめとするスイーツ作りにも役立つ。牛乳を大量消費できる料理を複数覚えておくと、飽きずに使いきれるはずだ。いずれの料理もアレンジがしやすいため、食材や味付けを工夫して楽しみながら大量消費しよう。
調理師名:新江友基
経歴:調理学校を卒業と同時に調理師免許を取得。その後、カフェ、レストラン、居酒屋などさまざまな飲食店で調理業務やメニュー開発に携わる。現在は、過去の経験から得た知識を活かし、食に関する記事の監修を担当している。