2023年6月17日目次
1. ウインナーの正しい冷凍方法
ウインナーをすぐに使わないときは、品質の劣化を防ぎ長期保存が可能になる冷凍保存がおすすめだ。ここではウインナーの正しい冷凍方法を紹介しよう。
袋のまま冷凍
ウインナーを購入したときの袋の中は、窒素が入っていたり真空になっていたりして劣化防止の工夫がされている。未開封のウインナーを冷凍保存するときは、あえて開封せず袋のまま冷凍しよう。未開封でウインナーを冷凍した場合、約1カ月保存が可能になる。
開封後の冷凍
開封後のウインナーを冷凍する場合は、乾燥や酸化を防止するために空気に触れないように保存するのがポイントだ。1回で使う本数ごとに、ラップで密着させるようにしっかりと包み、重ねず平らになるよう冷凍用保存袋に入れる。冷凍用保存袋の中に空気が入らないように密封しよう。開封後のウインナーでも、この方法で冷凍すれば、約1カ月保存することができる。
2. ウインナーの正しい解凍方法と使い方
冷凍保存したウインナーの食べ方や使い方を紹介しよう。調理のしかたによって解凍方法が異なるので、それぞれポイントを押さえて参考にしてほしい。
解凍の仕方
冷凍したウインナーをボイルするときは、解凍せず凍ったまま熱湯に入れる。袋に記載されているボイル時間に約1分追加して加熱しよう。焼く場合は、事前に解凍しておく必要がある。電子レンジを使用した解凍はウインナーが爆発する可能性があるうえ、水分と一緒に旨みも流れでてしまう。冷蔵庫で約4時間ゆっくりと自然解凍するのがおすすめだ。時間がないときは、ボイルをしてから焼くとよい。凍ったまま焼くと、表面だけ焦げて中身は冷たいままの状態になってしまうので注意しよう。
3. ウインナーが使いやすい正しい冷凍方法
食材を冷凍保存するときは、調理時に使いやすいように冷凍しておくとなお便利だ。ここではウインナーが調理しやすくなる冷凍方法を紹介しよう。
カットして冷凍
凍ったウインナーをカットするのは難しいため、炒め物などに使う予定があるときは事前にカットしてから冷凍するのがよい。使い勝手がよく火も通りやすい「斜め薄切り」にカットするのがおすすめだ。ウインナーを斜め薄切りにカットしたら、1回で使う量ごとに分けラップで包もう。丸めるようにして包むと空気が入りにくい。ラップで包んだウインナーを重ねずなるべく平らになるように冷凍用保存袋に入れ、空気が入らないように口を閉じよう。
食べ方と解凍方法
カットして冷凍保存したウインナーの調理方法と食べ方を紹介する。
カットして冷凍したウインナーは火の通りが早いため、凍ったまま調理することができる。ウインナーは煮込みすぎると旨みが抜けて食感も悪くなるので、汁物に使用するときは完成間際に入れよう。凍ったウインナーを入れてから弱火で約5分加熱すれば火が通る。炒めものに使用するときは、まず油を熱したフライパンに凍ったままのウインナーを入れよう。はじめにウインナーを炒めることで、香りも引き立ちウインナーの旨みがほかの具材にも移るのでおすすめの方法だ。
結論
ウインナーの正しい冷凍方法を紹介した。ウインナーは冷凍保存することで品質の劣化も防げ、約1カ月の保存が可能になる。薄切りで斜めにカットしてから冷凍すると、急速に冷凍ができ調理もしやすくなるのでおすすめだ。ウインナーを茹でたり焼いたりしてから冷凍すると、食感も味も悪くなる。ウインナーを冷凍保存するときは、火を通さないで冷凍しよう。
調理師名：新江友基
経歴：調理学校を卒業と同時に調理師免許を取得。その後、カフェ、レストラン、居酒屋などさまざまな飲食店で調理業務やメニュー開発に携わる。現在は、過去の経験から得た知識を活かし、食に関する記事の監修を担当している。
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