このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
ざるそば

そばの美味しい茹で方!失敗しないためのコツを詳しく紹介

投稿者:ライター 井澤佐知子(いざわさちこ)

監修者:調理師 新江友基(あらえゆうき)

鉛筆アイコン 2023年6月14日

日本が誇る食文化のひとつ、蕎麦。蕎麦屋だけではなく、家でも蕎麦を日常的に食べている人は多いだろう。香り高い蕎麦は、どのような茹で方が正しいのだろうか。ちょっとした茹で方の工夫で、蕎麦はさらに美味しくなる。本記事では、蕎麦を美味しくするための茹で方について説明する。

  

1. そばの美味しい茹で方とお湯の量

蕎麦をゆでる
蕎麦は茹で方のコツを覚えるだけで、格段に美味しくなるといわれている。よく使われる乾麺の、茹でる際の水の量はどのくらいが適切なのだろうか。蕎麦の量と水の量について解説する。

たっぷりのお湯

蕎麦を茹でるときには、たっぷりのお湯で茹でることが美味しくする秘訣とされている。たっぷりとはどのくらいの量なのだろうか。蕎麦販売のサイト等を参考にすると、200~250gの蕎麦を茹でるのに、最低でも2Lのお湯が必要とある。お湯は多いほど蕎麦がほぐれて美味しくなるので、可能ならば大きめの鍋を用意し、水は4L、あるいはそれ以上がベターという説もある。鍋が大きいほうがいい理由は、たっぷりの湯にそばを投入したときに吹きこぼれを防ぐためである。大きめの鍋に7分目くらいの水を入れ、その量が最低でも2L以上になるよう調整しよう。また、1度にたくさんの量の蕎麦を茹でないことも、コツのひとつ。2L以下の水しか用意できない鍋の場合は、1人前の100gの蕎麦が上限である。

2. そばの美味しい茹で方

片品蕎麦
鍋と水が揃ったところで、蕎麦を茹でていこう。美味しくゆで上げるためには、茹でている最中に注意する点がある。それはどんなことだろうか。

かき回し方

たっぷりのお湯が沸いたら、蕎麦を入れていく。蕎麦を投入した直後に、箸で蕎麦をほぐしておくのがコツである。その後は蓋をし、吹きこぼれに気をつけながら茹で上げる。茹で時間は、そばのパッケージ等に記載されている時間をきっちり守ろう。

差し水はしない

乾麺の蕎麦は、高温で茹でるのが美味しくなる条件である。吹きこぼれてしまった場合、ついつい水を足したくなるが、差し水はしないようにしよう。差し水をして水温が下がると、ガスを強火にしても元の温度に戻すことが難しい。蕎麦の味を損ねないためには、蓋も使って水温を高い状態で保つようにしよう。噴きこぼれてしまった場合は弱火にして対処してほしい。

3. そばの美味しい茹で方と仕上げ

そば
たっぷりのお湯で茹で上がった蕎麦は、その後どうやって扱えば美味しさを保持できるのだろうか。茹で上がったあとの対処法を解説する。

冷水でよく洗う

きっちり茹で時間を守ったそばは、湯からあげて冷水でよく洗う。そばの表面のぬめりを取るような感覚で洗うと、よりコシのある味わいになる。そば同士がくっつかないよう丁寧に洗い、数十秒間冷水に浸しておくことで美味しいそばが完成する。ただし十割蕎麦は、水に浸けると風味が損なわれてしまうので、浸けすぎないよう気を付けてほしい。真夏ならば氷水を使うと、シャキッとした仕上がりになる。

結論

そばを茹でるのは非常に簡単で、料理初心者でもハードルが低い。しかし蕎麦を美味しく茹でるためには、いくつかのコツがある。水の量や鍋の大きさ、茹で時間や茹で上がったあとの扱い方など、基本の茹で方を会得しよう。これらの作業を丁寧に行って、乾麺のそばの風味やコシを堪能してほしい。

調理師名:新江友基

経歴:調理学校を卒業と同時に調理師免許を取得。その後、カフェ、レストラン、居酒屋などさまざまな飲食店で調理業務やメニュー開発に携わる。現在は、過去の経験から得た知識を活かし、食に関する記事の監修を担当している。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2023年6月14日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧