目次
1. おにぎりが美味しくなる旨味調味料の隠し味

コンビニの市販品のような、冷めても美味しいおにぎりを作りたい場合は、旨味調味料を隠し味にするとよい。旨味が強いため、具材がなくてもおにぎりが美味しくなるのだ。少量使うだけで簡単に旨味を加えられるため、手間をかけずに作れる点も大きなメリットである。
旨味調味料の加え方
味がしっかりとつくため、塩の代わりに使うのが基本だ。塩と旨味調味料を合わせて使う場合は、塩気が強くなりすぎないよう量を調整するとよい。
旨味調味料をおにぎりに加える場合、表面にまぶす、ごはんに混ぜ込んでから握るなど、いくつかの方法がある。最も手軽なのは表面にまぶす加え方で、少量のおにぎりを作りたい場合にもおすすめだ。旨味をおにぎりの中心部までまんべんなく加えたい場合は、あらかじめごはんに混ぜ込むとよいだろう。また、ごはんをすべておにぎりにする場合は、米を炊く前に旨味調味料を加えるとより味がなじみやすい。
2. おにぎりが美味しくなる隠し味に油

おにぎりに油を少量加えると、油のコクや風味がごはんにプラスされ、美味しくなる。また、ごはんが油でコーティングされることで冷めてもパサつきにくくなり、やわらかい食感を維持できる。
油の加え方
茶碗1杯分のごはんに、油小さじ1/2程度を加えておにぎりにしよう。また、炊飯の際に油を加えてもよい。油の量が多すぎるとおにぎりがべたつき、にぎりにくくなってしまうため注意が必要だ。少量でも十分効果はある。
油にはさまざまな種類があるが、一般的なサラダ油をはじめ、風味の強いごま油やオリーブオイルも隠し味にぴったりだ。また、米油やえごま油、ココナッツオイルなども使える。油の種類により風味がかなり変わるため、好みの具材との組み合わせを試しながら楽しもう。
3. おにぎりが美味しくなる隠し味にみりん

みりんを加えて作ったおにぎりは、風味がよくて美味しい。みりんといえば、煮物や照り焼きなどに使うことで甘みやまろやかさ、照りを加える調味料だ。おにぎりに使う場合は、旨味調味料や油とは加え方が異なる。詳しく見ていこう。
みりんの加え方
みりんをおにぎりの隠し味にする場合は、炊飯の際に加えよう。米2合に対し、小さじ1杯が目安だ。米をとぎ、水を入れる際にみりんを加えて通常どおり炊く。みりんを加えることで、香りがよくふっくらとしたつやつやのごはんが炊ける。
おにぎりが美味しくなるのはもちろん、いつものごはんとして食べても美味しい。塩むすびにしたり、好みの具材を加えたりと、好きなおにぎりを作ろう。
結論
おにぎりが美味しくなる隠し味として、旨味調味料、油、みりんの3種類を紹介した。調味料の種類によって適切な加え方は異なる。旨味調味料や油はごはんに混ぜ込んだり表面にまぶしたりするほか、炊飯時に加えてもよい。みりんはアルコールが使用されているため必ず炊飯時に加えよう。さまざまな隠し味を試しながら、いつものおにぎりの味をグレードアップさせてみてはいかがだろう。
調理師名:新江友基
経歴:調理学校を卒業と同時に調理師免許を取得。その後、カフェ、レストラン、居酒屋などさまざまな飲食店で調理業務やメニュー開発に携わる。現在は、過去の経験から得た知識を活かし、食に関する記事の監修を担当している。