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カップ麺

食べてはいけないカップ麺の見分け方!賞味期限と保存方法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年6月22日

カップ麺は日持ちする食品だが、保存状態が悪かったり保存期間が長すぎたりすると、傷んでしまうケースがある。では、食べてはいけないカップ麺にはどのような特徴が出てくるのだろうか。誤って食べてしまわないよう、見分け方をおさえておこう。適切な保存方法も併せて紹介する。

  

1. 食べてはいけないカップ麺の見分け方

カップ麺
カップ麺は、賞味期限が切れただけですぐに食べられなくなるわけではない。ただし、長期間保存して古くなってくると、見た目に異変が出てくる場合がある。食べてはいけないカップ麺を見分けるには、下記のような異変がないかチェックすることが大切だ。

蓋の膨張

カップ麺の蓋が膨らんで盛り上がっている場合は要注意だ。蓋の膨張には主に2つの理由がある。
1つ目は、製造時と保存時の気温変化から容器内の圧力が変わったことによる膨張だ。賞味期限前でも起こるため、問題なく食べられることがほとんどである。2つ目は、油が酸化してガスが発生することによる膨張だ。賞味期限切れで古くなった場合や不適切な方法で保存した場合に起こりやすい。
外から見ただけではどちらなのか判断するのが難しい。そこで、食べてはいけないカップ麺を見分ける、ほかの確認方法を紹介する。

色や臭いの変化

カップ麺の蓋を開けてみて、中身の見た目や臭いをチェックしよう。下記のような異変が起きていたら、食べてはいけないと判断してよい。
見た目の異変
  • 具材の変色
  • カビや虫の発生
臭いの異変
  • 酸っぱいような臭い
  • 油臭さ
とくに、賞味期限を大幅に過ぎたカップ麺は、中身が劣化して変色や異臭が発生しやすくなる。古くなったカップ麺は油が酸化することにより、油臭さが目立つようになる。また、湿気の多い場所で長期間保存すると、カビが生えることもある。古いカップ麺は安易に口にするのではなく、見た目や臭いをよく確かめて異変が見られたら廃棄しよう。

2. 食べてはいけないカップ麺と賞味期限

カップ麺
市販の食品には消費期限か賞味期限のいずれかが表示されている。カップ麺に表示されているのは賞味期限だが、一般的には製造日からどのくらいの期間を取って設定されているのだろうか。また、賞味期限の定義についても確認しよう。

賞味期限について

賞味期限とは、食品を美味しく食べられる期限を示したものである。安全に食べられる期限を示す消費期限とは異なり、期限を過ぎてもしばらくは食べられるケースが多い。ただし、未開封で適切な保存方法を守った場合に限られるため、開封後は速やかに食べきる必要がある。(※1)
カップ麺の賞味期限は、製造日より6ヵ月(半年)に設定されていることがほとんどだ。以前は5ヵ月が主流だったが、食品ロス削減を目的に「即席めんの期限表示設定のためのガイドライン」が改訂され、2014年より6ヵ月に延長されたのである。(※2)
このようにカップ麺の賞味期限はかなり長いうえ、実際の可食期間よりも余裕をもって設定されている。ただし、期限切れの食品を食べることはあくまでも自己責任となる。

3. 食べてはいけないカップ麺と正しい保存方法

カップ麺
カップ麺は賞味期限が長いが、保管の仕方が悪いと賞味期限前でも劣化してしまうことがある。品質を保ちながら保存するには、どのような点に注意すればよいのだろうか。

カップ麺の保存方法

カップ麺はレトルト食品などと一緒に食品棚で保管するとよい。常温保存を前提に製造されているが、高温や多湿な環境では傷みやすくなる点には注意が必要だ。
とくに、直射日光の当たる場所や湿気の多い場所での長期保存は避けよう。車に入れっぱなしにするのもNGだ。また、臭い移りも起こりやすいため、芳香剤や防虫剤、洗剤など強い香りのするものとは離して保存しよう。ちなみに、冷蔵保存や冷凍保存には不向きだ。
開封したカップ麺の賞味期限は無効となるため、速やかに調理して食べきろう。

結論

食べてはいけないカップ麺には、さまざまな異変が見られる。蓋の膨張もその一つだが、外見のみでは判断しにくいため、異臭や変色など中身の異変も併せてチェックする必要がある。カップ麺の劣化を防ぎ長持ちさせるには、高温多湿や臭い移りを避けて保管するとよい。賞味期限切れのカップ麺でも問題なく食べられるケースは多いが、安全に食べるには異変の見分け方を覚えておくことが大切である。
(参考文献)
※1出典:農林水産省「消費期限と賞味期限」
※2出典:一般社団法人 日本即席食品工業協会「即席めんの賞味期限について」

調理師名:新江友基

経歴:調理学校を卒業と同時に調理師免許を取得。その後、カフェ、レストラン、居酒屋などさまざまな飲食店で調理業務やメニュー開発に携わる。現在は、過去の経験から得た知識を活かし、食に関する記事の監修を担当している。
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  • 更新日:

    2023年6月22日

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