目次
1. カップ麺をプロの味にする隠し味に酢

酢を使うと、カップ麺を本格的な味わいに変化させることができる。カップ麺に酢を入れるメリットを見てみよう。
いろいろな種類に合う
カップ麺に酢を入れるというのは、決して突拍子のないアイデアではない。ラーメン店でも酢が卓上にあることが多く、ラーメンと酢は好相性であることは明白である。酢は、味噌味や醤油味、シーフードベースのカップ麺など、いろいろな種類によく合うのもありがたい。こうしたカップ麺に酢を入れることで、まろやかな味わいや深みのある美味しさが加わるのである。ほどよい酸味が入ることで、ぼんやりとしていた味が際立つという人もいる。ちょっとしつこいスープのカップ麺なら、酢を入れることでさっぱり感も演出できる。いつもよりワンランクアップした美味しさを気軽に堪能できるのは、嬉しいポイントだ。身近な調味料で味変を楽しめるのがメリットである。
2. カップ麺をプロの味にする隠し味にラー油

ラー油は日本人に愛される調味料の一つだ。過去には食べるラー油やラー油のおむすび、ラー油風のラムネといった商品が人気を博したこともある。もちろん、ラー油はカップ麺にも合う調味料である。カップ麺にラー油を入れるとどんな美味しさが楽しめるのだろうか。
本格的な味
辛いものが苦手でも、ラー油なら常備しているという家庭は多いのではないだろうか。ほどよい辛さだけではなく、ラー油独特の芳香がカップ麺をさらに本格的な味わいにしてくれる。醤油ラーメンや中華風を感じるわかめ入りのラーメン、またはカレー味のラーメンにもラー油はよく合うという人も多い。香り重視ならば、カップ麺にさらにごま油を数滴たらしてもよいだろう。また辛いものが好きという人なら、一味唐辛子を入れるとよりメリハリのある味になる。近年話題になっている食べるラー油も、カップ麺に入れることでより中華風を実感できる味わいになるのである。
3. カップ麺をプロの味にする隠し味に粉チーズ

ラーメンとチーズの組み合わせは意外と思われるかもしれないが、カップ麺のテイストによってはプロの味を思わせる隠し味となる。どんな味のカップ麺に粉チーズが合うのだろうか。
まろやかさをプラス
カレーやチリトマト風味のカップ麺には、粉チーズを入れると味がとてもまろやかになる。また激辛カップ麺も、チーズを足すことで辛味が緩和されて食べやすくなるのだ。チーズによってコクも出るため、カップ麺の味わいもより深くなるのが好ましい。粉チーズ以外には、ピザ用チーズを加えてとろける食感を加えるのもおすすめだ。ボリュームアップしたい場合は、お湯を入れたカップ麺に、粉チーズと温泉卵を入れてみよう。舌も胃袋も満足のカップ麺、ぜひトライしてみてほしい。
結論
カップ麺は種類も多く、毎回違う味を楽しむことができる。さらに、キッチンにある調味料を隠し味として使うことで格段に美味しくなるのだ。酢やラー油はラーメン店にも置かれていることが多いが、カップ麺にも活用できる調味料である。カップ麺のテイストによっては粉チーズもおすすめだ。カップ麺をより美味しく楽しむために、こうした隠し味をぜひ加えてみてほしい。
調理師名:新江友基
経歴:調理学校を卒業と同時に調理師免許を取得。その後、カフェ、レストラン、居酒屋などさまざまな飲食店で調理業務やメニュー開発に携わる。現在は、過去の経験から得た知識を活かし、食に関する記事の監修を担当している。