目次
1. いちごの洗い方の基本

いちごは甘い果物である。虫や動物の好物でもあることから、農薬を使って育てている場合も多い。このため、きちんと洗ってから食すのが基本である。ここでは基本の洗い方について解説していこう。
ヘタはつけたまま
いちごは、基本的にへたをつけたままで洗うのが正解だ。ヘタをとって洗うとそこから水分が入り、風味が落ちたり、甘さが半減してしまうことも。ビタミンCが無駄に流出してしまう可能性もある。いちごを洗うタイミングは、食べる直前がよい。
ボウルで洗う
いちごは繊細な果物である。このため、流水で洗うと傷ついてしまう危険性がある。ボウルに水を張り、その中で優しく洗おう。大きくかき回すようにして、ゴミを落とすイメージで洗い、柔らかい布やキッチンペーパーの上で水気をしっかりと切ってから食べるのがベスト。
2. いちごの塩を使う洗い方

いちごは塩を入れた水で洗うとより甘みを感じやすくなる。ここでは詳しい方法をリサーチしていこう。
洗い方とポイント
普通にいちごを洗うとき同様、ヘタはつけたままでボウルに水を張り、その中に塩を少しだけ入れる。量にして小さじ1/4程度。こうすることで、塩味が加わり、より甘みを感じやすくなる。しょっぱくなってしまっては本末転倒なので、加える塩はほんの少しでOK。
3. いちごの酢を使う洗い方

すぐに食べないけれど、洗って保存がしたい...そんなときは酢を入れた水で洗うといい。殺菌効果により、少し日持ちがよくなるようだ。簡単なやり方をレクチャーしよう。
洗い方とポイント
普通にいちごを洗うとき同様、ヘタはつけたままでボウルに水を張り、その中に酢を入れる。量にしてこちらも水の20%程度。そのまま一晩つけてからあげて、水気をしっかり切って、タッパーなどで保存するとより日持ちする。タッパーは底にキッチンペーパーを敷いておくとさらにいい。
結論
いちごは、洗って食べるのが基本だ。ただし、傷みやすい果物なのでヘタ付きのまま、ボウルの中で優しく汚れを落とすイメージで洗うといい。間違っても流水にかけないこと。塩や酢など、汚れや農薬を落としてくれるものを活用するのもおすすめだ。
調理師名:新江友基
経歴:調理学校を卒業と同時に調理師免許を取得。その後、カフェ、レストラン、居酒屋などさまざまな飲食店で調理業務やメニュー開発に携わる。現在は、過去の経験から得た知識を活かし、食に関する記事の監修を担当している。