目次
- タマネギ:10~15℃
- しょうが:15℃
- にんにく:10~15℃
- じゃがいも:10~15℃
- サツマイモ:10~15℃
- きゅうり:10~13℃
- なす:8~12℃
- ピーマン:8~12℃
- 青みがかったトマト:10~15℃
- かぼちゃ:10~15℃
1. 冷蔵保存してはいけない根菜類の野菜

まずは、冷蔵保存してはいけない根菜類の野菜について見ていこう。
根菜類の野菜
冷蔵保存してはいけない根菜類と、それぞれの適温は以下の通りだ。
これらの根菜類の適温は10~15℃程度のため、常温で保存するのがおすすめだ。じゃがいもやサツマイモなどは新聞紙にくるみ、多湿な場所を避けて保存すればよい。そのほかのものも、湿気に弱い傾向があるので風通しの良い場所に保存しよう。玉ねぎは、ネットなどに入れて吊るして保存する方法もある。段ボールに入れて保存する際は、湿気がこもらないように注意しよう。
2. 冷蔵保存してはいけない果菜類と夏野菜

次に、冷蔵保存してはいけない果菜類と夏野菜について見ていこう。きゅうりやかぼちゃなど、冷蔵庫で保存しがちなものもあるので、ぜひ参考にしてほしい。
夏野菜
冷蔵保存してはいけない果菜類と夏野菜、それぞれの適温は以下の通りだ。
果菜類と夏野菜も適温は10~15℃が多いため、常温で保存するのがよい。特にきゅうりは低温障害を引き起こしやすい野菜のため、冷蔵庫には入れない方が良いだろう。かぼちゃは冷蔵庫に入れてしまいがちだが、丸ごとの場合は常温でも保存可能だ。ただし、カットしたかぼちゃは、ラップなどでくるんで冷蔵庫に入れよう。
3. 冷蔵保存してはいけない理由

冷蔵保存してはいけない野菜について分かったところで、次はその理由を見ていこう。
低温障害
野菜にはそれぞれ適温があり、冷蔵庫に入れると低温障害を引き起こす可能性があるのだ。そのため、冷蔵保存してはいけない野菜がいくつか存在する。低温障害の原因としては、野菜がその温度に適応しないことが挙げられる。暖かい場所で育った野菜は、寒い環境に慣れていないため適応できないのだ。低温障害によって起こり得る症状はいろいろあるが、適さない温度で長く保存すると傷んだり腐ったりしてしまう。そのため、冷蔵保存してはいけない野菜があるのだ。家庭用の冷蔵庫は基本的に2~5℃、冷凍庫の温度は-18℃程度とされている。常温保存とされているものの目安は、15~20℃程度なので暑すぎる場合は冷蔵庫も活用しよう。
結論
野菜の中には、冷蔵保存してはいけないものがある。特に夏野菜は暑い環境で育っているため、寒さに弱い場合があるのだ。低温障害を起こすと食べられなくなる可能性もあるため、適切な温度で保存するのがおすすめだ。ぜひ本記事を参考に、野菜をより美味しく食べてみてはいかがだろうか。
調理師名:新江友基
経歴:調理学校を卒業と同時に調理師免許を取得。その後、カフェ、レストラン、居酒屋などさまざまな飲食店で調理業務やメニュー開発に携わる。現在は、過去の経験から得た知識を活かし、食に関する記事の監修を担当している。