千切りキャベツのアレンジ料理！美味しくリメイクできて簡単

シャキシャキとした食感が魅力的な千切りキャベツは、サラダとして食べるのが美味しい。

マンネリに陥りがちなキャベツのサラダも、アレンジによってまったく別の趣で味わうことができる。残りものの千切りキャベツをリメイクするためのアイデアを紹介する。

千切りキャベツをアレンジしてサラダにするのは、簡単なうえ種類が多い。たとえば子どもも喜ぶ無限サラダ。鶏ガラスープのもととマヨネーズと一緒に千切りキャベツを耐熱容器に入れ、レンジでチンすればできあがる。少しだけしんなりした無限キャベツは、大量消費に向いている。また、キャベツを塩もみしてコーンやにんじんとともにコールスローサラダにしても、子どもたちが喜ぶ一品となる。昨今はやりの塩昆布を使って、和風のサラダにするのも箸が進むだろう。ボリューミーにしたい場合には、温泉サラダやチーズを活用してシーザーサラダ風にしてみるのも手である。

千切りキャベツをたっぷりと使って、おかずを作る方法もたくさんある。主菜や副菜、その日の献立に合わせてメニューが選べるのが嬉しい。千切りキャベツを使ったおかずのアイデアを見てみよう。

まずは、食卓の主役となる主菜について見ていこう。千切りキャベツと鶏のひき肉を使って、つくねにする方法がある。翌日のお弁当に入れても美味しい。豚肉と組み合わせるなら、餃子やシュウマイにして食べ盛りの子どもの胃袋を満足させることができる。薄切り肉に千切りキャベツを包み、好みの味付けのおかずにしてもよいだろう。副菜としてはどうだろうか。豚しゃぶを作るときに千切りキャベツを加えれば、たれと絡めて美味しく食べることができる。また冷蔵庫にある食材と合わせて、炒めものにすれば野菜たっぷりの副菜となる。味付けは和洋中、その日の気分で選べるのが便利だ。

かさばって見える千切りキャベツも、スープにするとしなやかになり食べやすくなる。千切りキャベツを使ったスープにはどのようなものがあるのか。アイデアを紹介する。

千切りキャベツと相性がよいスープには、まず味噌汁があげられる。きのこや季節の野菜と合わせて味噌汁にすれば、どんなおかずとも合うのがありがたい。コンソメベースや豆乳や牛乳を合わせた洋風の味付けでも、千切りキャベツは美味しく食べることができる。冬の食卓にはこうしたこってりとしたスープが好まれるだろう。あっさりと食べたい場合は、中華風のチキンスープにしたり、かき玉スープの具にしたりする方法もおすすめだ。

意外なことに、千切りキャベツは主食としても活用できる。炭水化物と千切りキャベツを組み合わせて、ヘルシーにボリュームアップした料理を作ってみよう。

千切りキャベツをチャーハンの具にすると、彩りもきれいな主食になる。卵やベーコンとチャーハンにすれば、時短のお夕飯となる。和風のチャーハンで楽しみたい場合は、納豆と組み合わせてみよう。食感の異なる納豆と千切りキャベツの組み合わせで、満足度の高いチャーハンとなるだろう。家族が揃う夕飯ならば、千切りキャベツを使ったお好み焼きにしてワイワイ楽しむのも一興である。千切りキャベツをたっぷり入れたお好み焼き、濃厚なソースやさまざまな食材と合わせて、パーティーのメニューにしても楽しい。

常備野菜のひとつでもあるキャベツは、調理法が多岐にわたる。千切りキャベツにして余っても、いつもとは違うサラダにしたり肉と組み合わせたりと食べ方はさまざま。味噌汁やスープ類の具としても役立つが、チャーハンやお好み焼きなど食卓の主役にもなってくれる。千切りキャベツを無駄なく使って、料理のレパートリーを増やしてみてほしい。

経歴：調理学校を卒業と同時に調理師免許を取得。その後、カフェ、レストラン、居酒屋などさまざまな飲食店で調理業務やメニュー開発に携わる。現在は、過去の経験から得た知識を活かし、食に関する記事の監修を担当している。