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学者から農家へ転身!?有機野菜を栽培する利根川さんにインタビュー

学者から農家へ転身!?有機野菜を栽培する利根川さんにインタビュー

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年8月 8日

今回お話をうかがったのは、埼玉県東松山市で農場を営む利根川清久さんです。利根川さんは、ご自身のニックネーム「ぴよひさ」をもとにネーミングした「ぴよぴよ農場」で、無農薬・無化学肥料の有機野菜を作っています。家庭菜園をきっかけに「農業」という職業に興味が湧くも、どうやって農家になるの?というところからスタートした利根川さん。ここでは、独立後の苦労や有機栽培にかける想い、今後の展望などをお聞きしました。

  

1. 家庭菜園をきっかけに有機栽培農家へ


大学院で中国文学を研究していた利根川さん。農業とは無縁の環境で生まれ育ちましたが、家庭菜園をきっかけに「これが職業になったらいいな」と考えるようになります。しかし、どうやったら農家になれるのかわからず困惑。すると、東松山市からほど近い小川町に、有機栽培で有名な「横田農場」があると判明しました。
兎にも角にも行ってみよう!と見学に行った利根川さんは、横田さんの下で1年間の農業研修を受けることにします。そして、濃密な研修を経た利根川さんは2011年に独立。東松山市に土地を借り、ぴよぴよ農場をスタートしたのです。

2. 苦労が絶えない...1人農家の実情

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「ぴよぴよ農場」という名前は、「農家は毎年1年生」といわれることにも由来するのだとか。気象条件や土壌環境は毎年一定ではありません。そのため、農業を営むうえでは、毎年まったく同じ条件・環境で仕事ができるわけではないのです。ぴよぴよ農場という名前には、生まれたてのひよこのつもりで勉強しようという気持ちも込められているそうです。とはいえ、1人農家の実情は厳しいもの...。
年間約30種類の野菜やハーブを有機栽培する利根川さんですが、農薬も化学肥料も使わない方法には苦労が絶えません。農薬を使わない農業では、多様な生物のバランスを保って生態系を維持する必要もあります。化学肥料を使わず栽培するには、落ち葉堆肥や米ぬか、おからといった有機質肥料を用意しなければなりません。しかし、どれだけ手塩にかけて育てても、天候に左右されるケースもあるそうです。収入は安定せず、身体を酷使して疲れる日々...。

3. それでも食べてほしい!だから続けられる

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それでも農家を続ける理由...それは、有機栽培で育った野菜を食べてほしいから。「無農薬・無化学肥料、自力で育った野菜は、強い甘みと高い栄養価が特徴で、1度食べたら忘れられない味を持っている!」と熱弁する利根川さん。
ぴよぴよ農場の野菜は、東松山市のスーパーや百貨店、または都内で開催されるマルシェで購入できます。利根川さんの分析によると、健康志向の高い消費者は、美味しいことはもちろん、野菜の産地や製法、生産者の顔・考え方が見え、安心して野菜が買えることに魅力を感じているとのこと。最近は、生産者と消費者が顔を合わせられるマルシェを積極的に利用しています。

結論

今回は、ぴよぴよ農場の利根川さんが農家になった経緯や、有機栽培を続ける理由に迫りました。有機野菜の魅力は、味が濃く栄養価も高いということ。今後は、ぴよぴよ農場おすすめ野菜の食べ方なども紹介していきます。乞うご期待!

今回ご協力いただいた農家さん

ぴよぴよ農場 利根川清久さん
紹介画像
大学で中国文学を研究した後、農家へ転身。現在は30種以上の作物を育て、マルシェにも積極的に出店している。

<各種リンク>
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  • 公開日:

    2023年7月28日

  • 更新日:

    2023年8月 8日

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