1. 松本農園の歴史

松本農園は、和歌山県で100年続く歴史ある梅農家。5代目オーナーとして、松本さんが経営を担っています。松本農園では、梅干しを一粒一粒手作業で作っています。手間をかけて伝統的な梅干しを守っているのです。そんなこだわりが、梅本来の旨みや柔らかさを引き出していると、松本さんは教えてくれました。
2. 時代に応じて変化する梅干し作り

いわゆる昔ながらの梅干しは、どうしても塩分量が多くなってしまいます。塩分を多く含ませることで防腐効果を高め、長期保存を可能にしていたからです。
現代では、そういった昔ながらの塩分が多くしょっぱい梅干しよりも、塩分控えめなものやはちみつなどのまろやかな味付けの梅干しが、若者を中心に好まれるようになりました。時代の変化に伴い、松本農園でもさまざまな味わいの梅干し作りに挑戦。次々と商品化に成功しています。
3. 伝統を守りながらも新しい梅干し作りにチャレンジ!

古くからの伝統を守りながら梅干し作りを行う松本さんですが、時代の変化を受けて毎年のように新しい梅干し作りにもチャレンジされています。紀州産の赤紫蘇と天日塩で漬け込んだ「しそうめぼし」、子どもも食べやすいデザートのような「フルーツうめぼし」、天日塩だけで漬けた「しらぼしうめぼし」など、ラインアップはさまざまです。
松本さんとしては、市場にあまりない珍しい梅干しをこれからも作っていきたいとのこと。松本農園ならではの挑戦で、新商品の開発に注力していきたいと、力強く意気込みを語ってくださいました。
結論
昔ながらの伝統を守りながら、新商品の開発にも余念がない松本さん。「一生付き合えるあなた専用の梅農家」をモットーに、安全で美味しい梅干しづくりにこだわっています。きっとこれからも、時代に即した梅干しを提供してくれることでしょう。松本さんからは、このほかにも梅干しができるまでの工程について、お話をうかがっています。ぜひ、お楽しみに!
今回ご協力いただいた農家さん
うめぼしの松本農園 松本さん

和歌山県田辺市で梅農家の5代目として生まれ、現在は三重県南牟婁郡御浜町にて梅を栽培。梅干しづくりの2次加工にも取り組んでおり、他にないオリジナルの味付け梅干しを販売している。
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